アウトドア日和

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三浦アルプス

大山地区の地蔵

静岡の「沼津アルプス」に続くローカルアルプス縦走の第二弾は、神奈川の「三浦アルプス」です。自宅からのアクセスは2時間弱ですが、あまり広く知られていないようなので、自分の足で確かめてみることにしました。

5:14分発の列車で東京へ行き、東京で横須賀線に乗り換え、逗子駅には7時前に到着。この季節としては気温が比較的高めで、予報では最高気温が12,3度まで上がるとのこと。駅からは「仙元山ハイキングコース」の始点となる「風早橋バス停」まで一般道を歩いて南下します。1892年に開店(!?)という「ボンジュール」という雰囲気のよさそうなレストランの手前を右折し、すぐに左に登り返すとコースの案内板があります。このとき、1人のランナーがここを駆け上がっていきました。
JR逗子駅桜山トンネルレストラン「ボンジュール」仙元山ハイキングコース

勾配のきつい坂を上がりながら振り返ると、「相模湾」の先に「江ノ島」と「富士山」が見えます。坂を登り切ると「葉山教会」があり、その横にハイキングコースの入り口があります。
最初の坂道相模湾と江ノ島と富士山葉山教会ハイキングコース入り口

走りやすいトレイルを進むと、すぐに「仙元山」の山頂です。ここが本日いちばんの眺望があるところ。桜の季節は、花見客で賑わうそうです。トイレを済ませ、走り出してしばらくすると階段を降りてまた登ります。最初の分岐では標識の前でどちらに進むべきか迷い、道なりに「クリーンセンター」を選んで失敗。下まで降りてしまってから間違いに気づき、分岐に戻ってとりあえず「葉山小バス停」方面に向かいます。
平坦なトレイル相模湾への眺望階段の下りと登りかわりづらい分岐

コース上の標識はほとんど手作りで素朴でよいのですが、地元の人以外にはわかりにくいのではと感じます。おそらく「観音塚」と思われる石像の先にまた分岐がありましたが、ちょっと頼りない赤い目印を選んで先に進みます。トレイルの両脇は木々やヤブのせいでほとんど見晴らしがありません。
手書きの標識観音塚進行方向の目印見晴らしのないトレイル

次々に現れる標識では「田浦」方面を選んで進みます。木々の間から見える山は形からすると「二子山」のようです。
新沢バス停への分岐森戸川への分岐木々の間から望む二子山田浦へ

この日いちばんのミスコースは「目標番号30番」の個所で、道なりに進んでいくと次第に倒木や立って歩けない部分が増え、トレイルが消えかかっていきます。元の地点に戻ると別のトレイルがあり、「南尾根」のコースに復帰します。目印の送電用鉄塔を過ぎ、「上山口分岐」では「畠山・田浦・二子山」方面を選びます。次の分岐では、「畠山」ではなく「田浦緑地」方面に向かいます。
ミスコースの個所目印の鉄塔上山口分岐畠山への分岐

階段を登って「乳頭山」山頂に着くと、特に標識が立っているわけでもありません。ここにはトレイルランナーの7、8人の男女のグループが集まっていました。眺望は東側に開けていて、手前に「横浜横須賀道路」の高架、その向こうに「東京湾」(長浦湾)が望めます。これで三浦半島を西から東まで目にしたことになります。山頂には長居をせずに、すぐに「中尾根」を東に向かいます。「南尾根」とは違って、低地のジャングルのようで、途中から湿った沢地の上を歩きます。
乳頭山山頂乳頭山山頂からの展望中尾根を西へ沢沿いのトレイル

沢地に水が増えてきて、トレイルが対岸に続いているところは沢を横断します。鬱蒼とした森は、今にも恐竜でも出てきそうな雰囲気です。途中、「二子山」への分岐があります。このあたりから「森戸林道」が始まります。川沿いを直進するとコンクリートの堰堤が現れます。
沢を横断高い木々の間のトレイル二子山への分岐堰堤

林道の道は広く、スピードを上げて走ることができます。沢沿いのせいか空気が湿っているようで、呼吸しやすく感じます。車道の高架の下をくぐってしばらく走ると、車止めのゲートがあり、その傍らにはキャンプ場のようなところもあります。この先、道は舗装道路となり、住宅街が始まります。
道路の高架林道ゲート横のキャンプ場林道のゲート大山の住宅街

やがて「逗葉新道」の「川久保交差点」に達し、ここから「二子山」を目差します。「南郷交差点」を右折し、坂道を登って「南郷中学校」と「南郷上ノ山公園」を通過します。
川久保交差点南郷交差点南郷中学校南郷上ノ山公園

公園のトイレの裏手から山道が始まり、急坂を登っていきます。地図に載っていない階段は無視して直進すると二子山山頂への標識があります。さらに登り続けること数分で、「南尾根」からも見えていたパラボラアンテナがあります。
公園内の山道公園へ下る階段二子山山頂への標識二子山山頂のパラボラアンテナ

上二子山」山頂からは、再び「東京湾」が見えます。そろそろ帰る時間となったので「下二子山」へは向かわずに登ってきた道を戻り、「東逗子駅方面」に下ります。次の分岐では「田浦梅林」方面を選ぶと、「馬頭観音」を通過します。途中、2人のトレイルランナーとすれ違います。
二子山山頂からの展望東逗子方面へ下る田浦梅林方面へ馬頭観音

鉄塔の横にあった標識でしばし悩みましたが、田浦駅へは「白赤稲荷」経由がいちばん近道と考えて北に向かいます。するとすぐに別の標識があり、「白赤稲荷を至て田浦大作町」を選びます。開けた場所に出ると、その近くに「白赤稲荷」がありました。
白赤稲荷方面へ田浦大作町へ白赤稲荷手前から集落を望む白赤稲荷の鳥居

横浜横須賀道路」の高架を背にして住宅街を東に進んで、「京浜急行線」の高架下をくぐり、「国道16号線」を横断し、「JR横須賀線」の踏切を渡ってようやく「田浦駅」に到着しました。ちょうど君津行きの列車が到着したところで、そのまま東京へ戻りました。地図では駅の近くに「田浦温泉」(三浦温泉?)という銭湯が載っていたので、行ってみたら営業していないようでした。
京浜急行線国道16号線JR横須賀線JR田浦駅

■距離:約16km

■時間:6時間37分
<アプローチ>
逗子駅(6:57)→桜山トンネル(7:13)→長柄交差点(7:21)→風早橋バス停(7:32)
<南尾根>
仙元山ハイキングコース入り口(7:39)→仙元山(7:52)→観音塚(8:42)→上山口分岐(10:11)→乳頭山(10:20)
<中尾根>
乳頭山(10:21)→森戸林道ゲート(11:16)→大山(11:23)
<川久保~二子山~田浦>
川久保交差点(11:26)→南郷交差点(11:33)→南郷上ノ山公園(11:43)→
上二子山(12:16)→馬頭観音(12:48)→白赤稲荷(13:03)→田浦駅(13:34)

■装備:長袖Tシャツ+半袖パーカ、アウター&インナー兼用パンツ(ザ・ノース・フェイス マイクロマティークセレクトパンツ NL46057)、ニットキャップ、手袋(2枚重ね)、Skinsアームウォーマー、水2リットル弱、行動食(ゼリー、チョコレート、ナッツ)

■交通費:2100円

<コメント>
全体的に、走ること(歩くこと)をメインに楽しむコースのようです。
南尾根はほとんど草木の壁やトンネルの中を走っている感覚で眺望を楽しむことはできず、アップダウンが多い割にはそれに見合った「ご褒美」がありません。気楽なハイキングよりも、体育会系のトレーニングの場に近いと考えた方がよいかもしれません。桜や梅、椿などの花の咲く季節にはまた別なのかもしれませんが。
中尾根も眺望はありませんが、沢を渡ったり、整備された林道を気持ちよく走ったりと、この日いちばん楽しめました。
南郷から二子山にかけては市街地や公園内を通るので、あまりトレイルランという感じはしませんでした。また、田浦へ向かう山道も眺望がなく、ただひたすら下るだけとなりました。
高尾や青梅などのコースと比べると、標識の充実度は劣るようです。遠くからやってきて利用する人が少ないのかもしれません。今回走ったコース上では、普通のハイカーよりもトレイルランナーの数のほうが多かったような気がします。

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沼津アルプス縦走

沼津アルプス縦走タイトル

12月中旬、気温は低いものの「東高西低」の冬型の気圧配置で太平洋側は乾いた晴天。ならばアウトドア日和、ということで「沼津アルプス」を走ることにしました。この「○△アルプス」というのは各地にあって、関東地方の場合は「鎌倉アルプス」「三浦アルプス」「長瀞アルプス」「宇都宮アルプス」などがあります。いずれも、ちょっとした縦走気分が味わえる連続した低山群のようです。日本各地に「○△富士」とか「○△銀座」があるのと同じようなものでしょうか。もちろん「日本アルプス」自体、本場ヨーロッパのアルプス山脈が由来でした。
参考にした古いスポーツ雑誌では、「香貫山」(193m)、「横山」(182m)、「徳倉山」(256m)、「鷲頭山」(392m)、「大平山」(356) の5つの峰をつなぐルートが「おすすめのトレイルラン練習コース」として紹介されています。沼津駅をスタート&ゴール地点とするので、大平山で折り返すことになります。
沼津アルプス地図
 ■ 往路

まず、中野4:25発の東京行き始発で出発、品川で東海道線本線に乗り換えて小田原へ。小田原では1分待ちで熱海行きの接続列車に乗る予定でしたが、到着間際に車内で2、3分寝てしまったらしく、その次に出る電車で沼津へ。日の出は車窓から眺めます。沼津駅には7時40分に到着し、登山口への2kmあまりの距離を歩きます。駅前から「山王通り」、沼津警察署を経由して「黒瀬橋」で「狩野川」を渡り、黒瀬バス停の先へ進むと、ひっそりと「香貫山」の登山口があります。
車窓からの日の出黒瀬橋から見た狩野川黒瀬バス停香貫山登山口

沼津市内では、ちょっとした高台であれば北に富士山を望めます。「香貫山」に登り始めると、「駿河湾」も徐々に見えてきます。朝の散歩をしている地元の人も散見されます。やがて「五重塔」が現れ、山頂・展望台への道標があります。
香貫山登山中の富士山駿河湾五重塔香貫山山頂へ

夫婦岩」や「水飲み場」(水場があるのは香貫山のみ)を過ぎると、あっけなく山頂に到着です。標識には「沼ア7山7峠」とありますが、上記の5山に「志下山」と「小鷲頭山」を加えて数えるのかもしれません。ここで、ウインドブレーカーの上下を脱いで走る体勢に入ります。手袋は薄手のウェットスーツ素材のものの上に、滑り止めのイボイボの付いたアクリル製の軍手です。
夫婦岩水場香貫山山頂着替え

ところが、次の「横山」への道がよくわかりません。標識には「中瀬町」とか「新桜台」という地名が出てきて、ちょっと混乱します。あちこち歩き回ったあげく、ようやく「横山登山口」という標識を見つけ、ゴルフ練習場の横を通り抜けます。
紛らわしい道標香貫山さくらマップ横山登山口へゴルフ練習場

どうやら「南行」という言葉が、沼津アルプス縦走路を意味するようです。車道に出ると「八重」というバス停があり、ここでも方向を間違えて右(西)に曲がってしまい、あわてて引き返します。100メートルちょっと車道を上ると、右手に「八重坂峠」の標識があり、これが「横山」の登山口です。ここまででだいぶ時間をロスしてしまいました。登山口周辺には5、6人のハイカーが出発の準備中で、そこに地元の人がやってきて「イノシシが出たから気をつけてください」と注意をしています。先に登山道に入るといきなり急坂です。
南行八重バス停横山登山口いきなりの急坂

とは言っても、標高がわずか183mの「横山」にはすぐに到着。「横山峠」を過ぎると、鎖場がある登りが続きます。階段の一段一段が高いので、鎖につかまり体を持ち上げるようにして登ります。
横山山頂横山峠短い最初の鎖場長い鎖場

開けた場所に出たと思ったら、そこが「徳倉山」で眼下には海岸線、北には「香貫山」と「愛鷹山」、その背後の富士山を望めます。
徳倉山に到着徳倉山から望む駿河湾徳倉山から望む富士山徳倉山山頂の三角点

香貫台分岐」の標識に「沼津港グルメ街」への下山路が示されていたので、一瞬心が動きますが、そのまま走りやすいトレイルを進みます。「千金岩」では眼下に眺望が広がっています。
香貫台分岐気持ちのいいトレイル千金岩付近からの眺望千金岩

志下坂峠」の周囲には猟銃を持ったハンターが数名待機していて、猟犬の鳴き声も聞こえます。イノシシ狩りでしょうか。南には沼津アルプスの主峰「鷲頭山」が堂々とした山容を見せています。「馬込峠」は10時半に通過。
志下坂峠志下坂峠のハンター前方にそびえる鷲頭山馬込峠

志下峠」、「中将宮」(平家の史跡)、「小鷲頭山」(330m)と過ぎ、沼津アルプス最高峰の「鷲頭山」に11時ちょうどに到着。
志下峠中将宮小鷲頭山鷲頭山

この先、「多比峠」から「大平山」までのトレイルは小さな岩場もあって楽しめます。「多比口峠」の標識では大平山まで20分とありますが、実際には10分もかからずに到着。眺望はないものの、日当たりはよく、ハイカーのグループがランチタイムのようです。こちらは休まず、タッチ・アンド・ゴーで、すぐにトレイルを引き返します。
多比峠岩場を登る多比口峠大平山山頂

 ■ 復路

正午頃に「鷲頭山」に戻ると、往路の「多比峠」のあたりですれ違った大人数のグループが到着していて山頂は大にぎわいです。そのまま「小鷲頭山」、「志下峠」へと向かいます。
多比口峠<復路>鷲頭山山頂<復路>小鷲頭山<復路>志下峠<復路>

馬込峠」、「志下山」、「志下坂峠」、「千金岩」と順調にたどりますが、次第に風が強くなってきたように感じます。
馬込峠<復路>志下山<復路>志下坂峠<復路>千金岩<復路>

香貫台分岐」、「徳倉山」を過ぎ、「横山」へ向かう途中、往路で追い越した中高年の女性パーティーをまた追い越します。「大平山」まで行ったことを知ると、驚かれてしまいました。沼津アルプス全山を登るのは、あまりポピュラーではないようです。
香貫台分岐<復路>徳倉山<復路>横山峠<復路>横山<復路>

八重坂峠」の車道まで降りてきて、残すは「香貫山」だけとなりました。来たときとは違う(=正しい)ルートを上ります。今度は迷わないように展望台の案内図を確認し、「黒瀬」への下山道へ向かいます。
八重坂峠<復路>香貫山への登り口<復路>香貫山展望台の地図香貫山<復路>

往路で見た目印を確認しながら、「香貫山」の登山口に到着です。道迷いがなかったので、往路と比べて復路は1時間近くのタイム短縮です。このあと強い風の中を沼津駅まで歩き、三島行きの列車に乗り込みます。トレイルランニング中は何も食べなかったので、電車の中で行動食を食べようと三島で空席の多い東京行き特急に乗り換えて帰りました。
黒瀬への下山道夫婦岩<復路>五重塔<復路>香貫山の登山口<復路>

■距離:約12km

■時間:往路 3時間30分/復路 2時間34分
【往路】
香貫山登山口(8:01) - 五重塔(8:10) - 夫婦岩(8:19) - 香貫山山頂(8:24) - 八重坂峠(9:23) - 横山(9:38) - 横山峠(9:46) - 徳倉山(10:04) - 香貫台分岐(10:09) - 千金岩(10:22) - 志下坂峠(10:24) - 馬込峠(10:33) - 志下峠(10:39) - 中将宮(10:43) - 小鷲頭山(10:52) - 鷲頭山(10:59) - 多比峠(11:09) - 多比口峠(11:24) - 大平山(11:31)
【復路】
大平山(11:31) - 多比口峠(11:35) - 鷲頭山(11:59) - 小鷲頭山(12:03) - 志下峠(12:11) - 馬込峠(12:17) - 志下山(12:21) - 志下坂峠(12:25) - 千金岩(12:29)- 香貫台分岐(12:44) - 徳倉山(12:49) - 横山峠(13:00) - 横山(13:12) - 八重坂峠(13:21) - 香貫山山頂(13:52) - 夫婦岩(13:56) - 五重塔(14:00) - 香貫山登山口(14:05)

■交通費:往復乗車券4420円+片道特急券1370円で合計5790円

<コメント>

ガイドブックに、「ミニ・アルプスを侮るなかれ」と書かれていたように、沼津市の裏山的な低山でありながら、連続するアップダウンやちょっとした岩場もあり、とても楽しめるコースでした。近くの住人なら、ホームコースにしたいところです。ただし、山らしくない香貫山はパスして横山をスタート地点にしてもいいと思います。
今回は最高気温が10℃に届かない冬のトレイルランの服装や装備も点検するつもりでいましたが、低山のせいか寒さはそれほど厳しくなく、ウインドブレーカーは最後まで使いませんでした。午後になると次第に風が強くなって山嵐の様相を呈してきましたが、尾根の両脇の木々が風をさえぎってくれました。走っていても体に感じるのはそよ風、強くてもせいぜい扇風機の「強」ぐらいの感じです。山の木々のありがたさを強く感じたトレイルランでした。
そうは言っても、呼吸する空気は冷たいので、鼻水防止のためにウイルス・花粉用の使い捨てマスクを付けて走りました。その効果は十分発揮されましたが、吸い込む空気の量が少なくなるため、時々息苦しくなります。もしかすると、酸素が薄い高地トレーニングのような効果もあるかもしれません。筋肉痛は出ていませんが、ひざを酷使したようで、帰宅後念入りにストレッチをしました。
山中では犬といっしょのハイカーを何人か目にしました。「山ガール」だけでなく「山ドッグ」も最近の流行なのでしょうか。この日、沼津アルプスですれ違ったトレイルランナーは1人だけだったと思います。

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「みたけ山トレイルラン」レース

みたけ山トレイルラン コースマップ

第10回みたけ山トレイルラン」レース(前回までの呼称は「みたけ山山岳マラソン」)に3年ぶりに参加してきました。2006年大会での記録は1:54:05で、今回は1:47:22(完走940人中394番)で、6分以上短縮できました。記録向上の理由を考えてみると……

1. ほぼ理想的な天候

前々日の雨のためにトレイルの一部にぬかるんでいる個所もありましたが、大勢に影響はありませんでした。それでも、レース中に介護されているけが人を1人、転倒して動けない状態のランナーを1人見かけました。ランナーのためかどうかは不明ですが、救急車も出動したようです。
気温はじっとしていると少々肌寒いものの、恒例のエアロビの準備体操でウォームアップができ、いったん走り始めると体の発生する熱でほどよい汗をかきました。走り始めのウェアはTシャツにアームウォーマー、薄手のウインドブレーカーでしたが、途中でウインドブレーカーは脱いでウェストポーチに収納しました。

2. 時間差スタート

参加人数が増えたため、出走者を2つのグループに分けて時間差スタートにしたことで、最初の登りでの渋滞は緩和されたようです。ただし、終盤の「奥の院」からの下り(追い越し禁止区間)では渋滞が発生し、タイムロスがありました。

3. 日頃のジムでの坂道ラン

今まで、普通のジョギングに飽きたときや寒い冬場はトレッドミルで登りのランニング練習をしていました。マシンの傾斜を最大の15%に設定し、その日の調子に応じて時速6~6.7kmで30分ほどジョギングをするのですが、これがちょうどレースの序盤のシミュレーションとなりました。室内にいながら、30分で450~500mの高低差を登る計算になりますが、実際、御岳神社の表参道を歩かずに30分弱で登りきることができました(ただし、大股で歩くランナーとスピードはあまり変わりませんが)。

4. 事前のトレイルラン

レースの2カ月ほど前に御岳でトレイルランをして、序盤の登りの記憶がまだ新鮮だったことがプラスになったと思います。残りの距離が計算できると、精神的に楽になります。また、レース前の1カ月間には集中して数回の長距離トレイルラン(丹沢、両神山、大菩薩嶺、箱根外輪山)をしたことが、いい練習になりました。

5. デジカメが使えなかったこと

デジカメを持って写真を撮りながら走ろうと思ったら、うっかりバッテリーを家に置いてきたことに気づきました。それで、レースに集中するしかなくなりました。

■距離:15km
■時間:1:47:22
■交通費:電車往復1560円+会場へのバス(往路)270円で合計1830円

<コメント>

ゴール地点

久々に気持ちよく走れたレースでした。終盤ではロングスパートができ、前回の記録を更新できました。距離が短かったのでレース後も余力はあり、帰りは登ってきた参道を下って御嶽駅まで歩いていきました(走っている人もいましたが)。筋肉痛はしばらくしてから足ではなく、大殿筋あたりに出てきました。
この大会では、参加者を複数の宿泊施設に振り分けての荷物預かりと入浴サービスがあり、今回利用させていただいた「宝寿閣」は、ゴール地点から近いところにあって、すぐに汗を流してさっぱりすることができました。他のレースでは「無料入浴券」が配られても混雑して断念することもあるので、このサービスは今後も続けてほしいと思います。会場までの無料送迎バスはありませんが、入浴サービスと参加費の5000円という金額を考えると、妥当かと思います。
なお、日曜の朝6時台の御嶽方面行きの列車は、ハイカーやレース参加者で混み合っていましたが、帰りは昼頃の列車だったせいか、中野までずっと座って帰ることができました。

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箱根トレイルラン【実行編】

芦ノ湖スカイランから見る富士山

天気予報は快晴、とのことだったので、計画していた「箱根外輪山半周トレイルラン」の実行を前日に決定。図書館で借りたガイドブックやインターネットの情報を参考にして、半日がかりのコース設定をしました。コース上にいくつかある峠や山の頂上の中でも、ハイライトはよくその名前を耳にする「金時山」です。これは「箱根トレイルレース」の前半部分25kmにあたります。

当日は、東京から東海道線でまず小田原へ、小田原から「箱根登山電車」で出発地点の「箱根湯本」に向かいます。時間が早いせいか、箱根湯本の駅は人影もまばらです。この出発点には戻らないので、着替え一式を詰めた16リットルのザックで走ります。まだ日も低く肌寒い中、駅の裏側の道に出ると、さっそく案内板があり、「阿弥陀寺」から「塔ノ峰」を目指します。急坂を登ってしばらくすると、お寺への入り口があります。シーズンには「あじさい」の群生が楽しめるそうです。
箱根湯本のスタート地点塔ノ峰・明星ヶ岳コース案内図最初の急坂阿弥陀寺への登り口

阿弥陀寺」への道中(斜度が20%以上ありそうです)には、あちこちに石像が見られ、独特の雰囲気があります。お寺にはトイレもあり、建物の右手からハイキングコースが続いています。
阿弥陀寺案内図阿弥陀寺へ阿弥陀寺塔ノ峰ハイキングコース入り口

塔ノ峰・岩屋」方面に向かう途中、汗をかき始めたのでレインウェアを脱ぎ、水分補給です。まだ頭がはっきり働いていないのか、次の標識で右に巻くべきところ、うっかり「修行の岩屋」に行ってしまいました。登り口の案内図でも、岩屋は行き止まりのはずでした。これが失敗の元になります。
多武峰・岩屋へ石像の前で着替え修行の岩屋へ修行の岩屋

岩屋の中をちょっと覗いて出てくると、その脇に登りたくなるような崖があり、その先にトレイルが続いているようです。ここを3点確保で上がっていき、先に進んでいくうちにトレイルがなくなっていきます。どうやら本来のコースから外れてしまったようです。仕方がないので、トレイルがあるはずの北に向かって「藪こぎ」をしたり、倒木を乗り越えたりしながら道なき道を登っていきます。足跡があっても、人が腰をかがめなければ通れない道は、動物が通った後かもしれません。それが熊だったら、その後を追いかけていることになります。
ようやく稜線が見え、トレイルに復帰しましたが、30分ほどの時間(と体力と気力)を無駄にしてしまいました。地図で確認すると「塔ノ峰」の先に出てしまったようで、そのまま「明星ヶ岳」に向かうことにします。しばらくすると舗装道路に突き当たり、10分ほど歩くと右手にハイキングコースの入り口があります。ちょうど木の階段の取り替え作業中のおじさんがいて、なぜか「県の調査ですか?」と質問されてしまいました。よっぽどただのハイカーには見えなかったのでしょう。
トレイルに復帰舗装路へ明星ヶ岳へ1時間45分明神ヶ岳・明星ヶ岳ハイキングコース入り口

しばらく山道を登った後に平坦なトレイルが現れ、気持ちよく走れます。それでも「明星ヶ岳(大文字山)」に着いたのは予定よりも30分の遅れでした。ここには「御嶽大神」が祭られています。
明星ヶ岳への登り平坦な尾根道明星ヶ岳御嶽大神の祠

すぐ先に「宮城野」へのエスケープルートがありますが、道なりに「明神ヶ岳」へ向かいます。気持ちよく走っていると、この日初めての「富士山」です。山腹から蒸気がわき上がっているのは「小涌谷」あたりでしょうか。
宮城野へのエスケープルート明神ヶ岳へ富士山を望む1小涌谷

走りながら水分補給をしようとしたとき、ハイドレーションの吸い口がないのに気づいたので地面を見ながらコースを引き返し、無事発見します。コースの正面には「明神ヶ岳」、左手には「大涌谷」も見えてきます。コースの鞍部からも「宮城野」へ下るルートがあります。
ハイドレーションの吸い口明神ヶ岳を望む大涌谷宮城野分岐

コースの途中には笹のトンネルのようなところが何カ所かあり、背後からの日差しをさえぎってくれます。「明神ヶ岳」が近づくと、これから登る「金時山」と「丸岳」、そしてその背後の「富士山」が一望でき、北には小田原市街も見えます。
笹のトンネル明神ヶ岳の手前富士山への展望2小田原方面

尾根から湘南の海を見ながら登ると、「明神ヶ岳」には予定より45分遅れで到着。遅れを少しでも取り戻そうと、休まずに「矢倉沢峠」に向かって下ります。ここまで誰にも出会っていませんでしたが、途中で一人のハイカーとすれ違い、そのあとすぐに富士山を撮影中のカメラマンや中高年の夫婦と挨拶を交わします。落ち葉がクッションになった道は快調に飛ばせます。
湘南の海明神ヶ岳矢倉沢峠へ仙石原方面

金時山」が真近に迫り、トレイルも登り一辺倒になります。「矢倉沢峠」の標識は確認できなかったものの、シャッターの閉まった「矢倉沢峠うぐい(す)茶屋」という小屋が目に入ります。ここから上に向かって伸びている道が金時山の登山道のようです。
金時山を望む金時山への登り矢倉沢峠うぐいす茶屋金時山への登山道

ここから老若男女を問わずハイカーの数が急に多くなり、走っているわけではないのに、すぐに追いついてしまいます。これまでの練習の成果が出たのかもしれません。ところどころ短い岩場も現れますが、いくつものグループや単独ハイカーに道を譲ってもらいながら登ります。高度が上がるとようやく「芦ノ湖」が視界に入ってきます。
登山中のハイカー短い岩場芦ノ湖を望む増えてきたハイカー

金時山」に到着すると、そこはハイカーが数十人、富士山の絶景を楽しんでいます。箱根ハイキングの一番の人気スポットのようです。山頂にいた柴犬は、「金時娘の茶屋」の飼い犬ではなく、ハイカーが連れてきたペットのようです。ここでは、20分ほど休憩して、次のポイントの「乙女峠」に向かいます。
金時山頂上金時山の柴犬金時娘の茶屋乙女峠へ

乙女峠」方面から「金時山」に登ってくるハイカーも多く、こちらが走っていると道を快く譲ってくれます。また、金時山から下山中のハイカーを次々に追い越していきます。山とは気づかない「長尾山」を過ぎ、乙女峠に近づいて最初に目に入るのは「乙女茶屋」です。
長尾山走りやすい下りのトレイル乙女茶屋乙女峠の看板

予定ではもう「丸岳」に着いている時間なので、先を急ぎます。日差しがまぶしく、サングラスはずっとかけたままになります。突然パラボラアンテナの鉄塔が現れたと思ったら、その地点が「丸岳」でした。ハイカーが数人休んでいます。
丸岳へ丸岳への登りパラボラアンテナの鉄塔丸岳頂上

ここまで来ると、「芦ノ湖」やいくつものゴルフコースが近くに見えてきます。しばらく走ると西に「富士山」、南に「芦ノ湖」を望める「富士見台」を通過します。「長尾峠」は標識があるだけの、展望のないところです。
近くに見える芦ノ湖ゴルフコース富士見台長尾峠

トレイルの右側には並行して走る「箱根スカイラン」とその料金所があり、走っている間、道路を走る車の音が聞こえてきます。やがて標識にも「湖尻桃源台」の文字が現れ、さらに進むと「富士見ヶ丘公園」があります。
箱根スカイラン箱根スカイラン料金所湖尻桃源台へ富士見ヶ丘公園

いよいよ湖畔に向けた最後の下りで、「湖尻水門」まで雑木林のジグザグの細道を急ぎます。遊覧船の発着場も真近に見えます。そして、ハイキングコースの終点にちょうど2時に到着。予定から1時間の遅れです。
芦ノ湖の遊覧船湖尻水門へ最後の下りゴール地点

桃源台」のバス停はここから1kmほど先にあるので、「湖尻水門」の前を歩いていると後ろから一人のトレイルランナーが近づいて話しかけてきました。今回見かけた唯一のランナーです。偶然にも、彼も「箱根湯本」から同じコースで走ってきたとのこと。曰く「金時山で休んでいるときに見かけましたよ」。彼は「箱根湯本」でこれから会社の忘年会だとのこと。バス停に着くと、幸運にも3分後に出発する小田原行きのバス(1200円)が待っていました。水分を補給する間もなくバスに1時間ほど揺られて小田原駅に着くと、またも運良く3分後に普通料金で乗れる東京行きの急行が出るところでした。こうして、5時過ぎに都内に帰り着くことができました。
湖尻水門桃源台周辺地図桃源台発の小田原行きバスバス時刻表

■距離:25km
■時間:7時間11分
箱根湯本(6:49) - 阿弥陀寺(7:10) - 修行の岩屋(7:20) - 明星ヶ岳【924m】(9:01) - 宮城野分岐(9:36) - 明神ヶ岳(10:05) - 矢倉沢峠(11:13) - 金時山【1213m】(11:44) - 乙女峠(12:21) - 丸岳(12:48) - 長尾峠(13:04) - 富士見ヶ丘公園(13:31) - 湖尻水門(14:00)
■交通費:往路 1920円、復路 2820円で合計4740円

<コメント>

今回のトレイルランのコースは、全体的に走りやすいうえに景色がよく、テクニックが必要な部分がほとんどないのでどのレベルのランナーにも楽しめると思います。コースの中盤以降、これから走る外輪山の稜線が見渡せたり、ゴール地点の見当がついたりするので、モチベーションも維持しやすいのではないでしょうか。すでに紅葉が終わっている時期ですが、季節ごとに走ってみたいコースです(夏以外は)。また、スタート地点や走行距離の設定をいろいろ変えて、いくつもルートのバリエーションが作れると思います。晴天の日は、乙女峠以降、南に向かって進むので、真昼の太陽がまぶしく、サングラスは必須です。手袋は、化繊のものが2つあればいいと思います。水分は1リットルでは少し足りない感じでした。
箱根は少なくとも関東地方ではブランド観光地なので(たしか、私の小学校の修学旅行が箱根・富士でした)、他の低山とは違う印象を受けました。たぶん、泊まりがけで温泉も楽しむ人が多いので、山だけを目的とした人が比較的少ないせいかもしれません。自分は温泉には興味がなく、ランニング終了後、そのまま帰ってきましたが、これはある意味、とても贅沢な箱根での過ごし方だったのかもしれません。
また、なんとなく箱根はとても広い地域だというイメージがありましたが、実際に箱根湯本から芦ノ湖の北側まで走ってみると、意外にコンパクトだと感じました。帰りのバスでも、桃源台から小田原までかなり距離があると思っていましたが、あっけなく着いてしまいました。交通費も5千円以内に収まったので、機会があればまた来ようと思います。

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