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BRM1031 ニッチツ300 DNF

BRM1031 ニッチツ300 DNF

「AJたまがわ」主催としては今年最後のブルベ「BRM1031 ニッチツ300」に参加してきました。今までに走ったことのあるルートと重なる部分も多かったので、獲得標高が3,000m近くあることを意識せずに軽い気持ちでエントリーしました。結果は、残念ながら210km地点でDNF宣言となりましたが、久々に100km以上のロングライドを堪能できた1日となりました。

今回のブルベのスタート地点となる多摩川沿いの兵庫島公園は自宅から15kmほどなので、夜明け前の午前3時40分ごろに自走で出発します。スタートは6時なので、のんびり走ったつもりですが5時ごろには到着してしまいます。気温は低めですが晴れの天気予報で、参加者は40人以上いるようです。出発前のチェックを最初に済ませると、先頭で走りだし、何度も通ったことのある秩父方面に向かうルートを進みます。空には雲が多く、気温は10℃前後ですが、雨の心配はなさそうです。東京都から埼玉県に入る手前にあるPC1(44.6km地点)には、ほぼ予定通りの8時半に到着します。ここから峠道は定番のサイクリングコースで、ブルベ以外のサイクリストもちらほら見かけます。
最初に越える山王峠(△255m)はちょっとした丘という程度の登り坂ですが、その次の山伏峠(△609m)は、距離は短いものの一気に登れるかどうかで、その日の体調が判断できる区間です。冬用のサイクルウェアを脱ぎ、長袖アンダーウェアだけになって峠を登り始めます。ピーク手前に1か所だけあるヘアピンの急カーブをダンシングで乗り切ると、足着きなしで山伏峠を通過できたので、とりあえず今日の体調には問題なさそうです。
兵庫島公園の受付秩父へ向かう峠道山伏峠を通過
兵庫島公園の受付秩父へ向かう峠道山伏峠を通過

山伏峠からのダウンヒルでは再びサイクルウェアを着込み、スピードを出して正丸トンネル入口まで一気に下ります。ここから合流する国道299号線は秩父市街まで下り基調のスピード走行区間です。ただし、交通量が多くなり、ダンプカーにもたびたび追い抜かれます。
11時過ぎに秩父市街地を通過し、小鹿野町に入ると間もなくPC2(101.2km地点)に到着します。意外に時間がかかったようで、11時20分に通過予定のところ、コンビニのレシートの時刻は11時54分で、通過制限時刻まではあと50分ほどです。これから今回のブルベ最大の難関である志賀坂トンネル(△780m)と八丁トンネル(△1,230m)への登りを控えているので、あまり余裕がありません。再び冬用ジャージを脱いでPC2を出ると、ルートは山深さを増してきますが、木々の葉はまだ青い色が多く、紅葉の時期には少し早いようです。
志賀坂トンネルの手前では、国道299号線を離れて、初めて走る金山志賀坂林道に入ります。標高がさらに高くなるにつれて山の上まで見渡せるようになり、白いガードレールが山肌に沿って螺旋状に上へと幾重にも延びている様子が見て取れます。これは黙って受け入れるしかありません。さすがにここまで来ると鮮やかな紅葉も見られますが、疲労の蓄積した足腰で制限時間と闘っている身には、それを楽しむ余裕はあまりありません。
奥秩父の山々上へと延びるガードレール沿道の鮮やかな紅葉
奥秩父の山々上へと延びるガードレール沿道の鮮やかな紅葉

ようやく八丁トンネルの入口に到着すると、ここがシークレットのチェックポイントとなっていて「AJたまがわ」のスタッフの方が待機しています。トンネルの手前には駐車場とトイレがあって、近くの両神山(△1,723m)への登山口になっているようです。両神山には東側にあるメインの登山道から登ったことがありますが、この登山口を利用するにはアクセスが悪そうです。ここからは遠くの眺望と紅葉が楽しめるので、一般の行楽客も集まっています。昼過ぎでも気温が低いので、再び冬用ジャージを着込みます。
八丁トンネルを抜けると、長い下りが続きます。悪路で注意が必要だと聞いていましたが、もともとカーブが多くてスピードがあまり出せないので、それほど気になりません。むしろ、車のほうが対向車を気にしてスピードを出せなかったり、狭い道を譲り合ったりしているので、途中で前の車を追い抜いて先に行かせてもらいます。
この渓谷沿いのルートはなかなか秘境ぽい雰囲気があります。今回のブルベの名称にもある採掘業者ニッチツの住宅跡などもあって、ところどころで紅葉をバックに記念写真を撮る行楽客の姿が見られます。
シークレットの通過チェック八丁トンネルからの眺望中津川沿いの渓谷
シークレットの通過チェック八丁トンネルからの眺望中津川沿いの渓谷

ルートが国道140号線と合流したあたりから秩父方面に向かう車が増え始め、PC3の道の駅「大滝温泉」(154.4km地点)も賑わっています。ここの売店で買い物をしてレシートの時刻を見ると、通過制限時間が16時16分のところ、16時4分でぎりぎりセーフです。ここでトイレを済ませて20kmほど先の秩父市内へ向かいますが、そこまでずいぶん距離が長く感じます。5時過ぎには早くも夜間走行となり、前日の睡眠不足のせいか眠気も感じ始めます。気温はますます下がっていますが、ペダルを回してさえいれば体が冷えることはありません。
この時、前後にブルベ参加者の姿は見当たらないので、PC3の通過時間から考えて、自分がほぼ最後尾ではないかという気がしてきます。秩父市街からは次のピークの定峰峠(△617m)へ向かいます。ルートは秩父鉄道沿線から離れるので、途中でリタイアする場合でも峠を越さなければなりません。車もほとんど通らない暗闇の中、黙々とペダルを回し続け、なんとか足着きなしでピークをクリアしますが疲労もピークです。また、夜中の寒さも厳しく、峠からの下りでは冬用ジャージの上にウインドブレーカーを着てぎりぎり我慢できるレベルです。道が平坦になると、疲れよりも寒さが身にしみて、次の小川町のPC4(208.8km地点)でDNFしようと半ば決心します。そうなると不思議なもので、体の筋肉の痛みは感じず、ペダルを回す脚も快調です。
正規のブルベコースではPC4で折り返して松郷峠入口から青梅方面に向かうことになっていますが、この交差点で1人のブルベ参加者を見かけます。もしかするとPC4にはまだ何人か残っているかもしれないと思って到着してみると、4名前後の参加者の姿があります。そのうちの1人は、地元が川崎だから先に進むしかないと言って出発していきます。この時の時刻は7時32分で、制限時間まであと24分です。残りの距離は100kmを切り、あとは大きな峠はなく、ラスト40km近くは下り基調なので、無理をすれば残り6時間半で完走できる可能性はあります。しかし、さらに冷え込んできた夜気と、ゴール後の深夜にさらに自宅までの15kmを走ることを考えると、やはりここでリタイアすることにします。近くの東武東上線の小川町駅まで行ってDNFの連絡をした後で特急の始発電車に乗り、池袋経由で帰宅しました。
道の駅へ秩父市街から夜間走行小川町駅でブルベ終了
道の駅へ秩父市街から夜間走行小川町駅でブルベ終了

今回のブルベが200kmのものだったと考えれば、ほぼその制限時間内で完走できた計算になります。獲得標高3,000m前後の200kmブルベが今の自分にとっての限界のようです。少し前に美ヶ原でヒルクライムの練習をしたことと、スポーツジムのステアマスターでの運動、そして何よりも腰の筋肉に何度も塗りなおしたアンメルツのおかげで、ここまで走れました。初めての金山志賀坂林道は飽きずに走れましたが、気温が低く風景の楽しめない夜間走行は苦手のままです。アンメルツヨコヨコ

ブルベ装備装備を軽量化するため、今回は大型のサドルバッグを使いませんでした。その代わり、ウインドブレーカーや防寒着などを入れた軽量のナップサックを背負うことにしました。ハンドル周りにはサイクルメーター、GPSナビ、コマ図ホルダー、ルートの高低図、LED照明などを配置。見た目はよくありませんが実用的です。バイクは長い間整備をしていなかったのでチェーンの動きがスムーズでなかったものの、大きなメカトラブルやパンクはありませんでした。

■ 距離:210.6km (PC4)+自走15km
■ 行程:
 兵庫島公園(6:00)-狛江高校(6:11)-郷土:の森入口(6:44)-小荷田(7:34)-
 牛浜(7:44)-七日市場(8:21)-PC1[青梅市藤橋](8:32)-山王峠(9:02)-
 山伏峠(10:29)-正丸トンネル入口(10:41)-秩父神社(11:07)-秩父橋(11:16)-
 PC2[小鹿野町小鹿野](11:54)-志賀坂トンネル(13:38)-八丁トンネル(14:41)-
 滝沢ダム(15:48)-道の駅「大滝温泉」(16:06)-上野原(17:20)-定峰峠(18:37)-
 落合橋(19:09)-PC4[小川町](19:32)-小川町駅(19:51)
 通過チェックのレシート
■ 最大標高差:1239m
■ 獲得標高:上り 2867m/下り 2825m
■ 時間:13時間51分

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美ヶ原高原ヒルクライム


☆ルートマップ

10月半ばを過ぎ、紅葉前線も日本列島を南下しつつありますが、関東周辺では日中の気温はまだ暖かさが感じられます。軽装備で2,000m級の山に出かけられるのは今のうちと思い、いろいろと検討した結果、あまり費用をかけずに日帰りで登れる山の中から長野県にある美ヶ原高原を選びました。美ヶ原高原一帯は、日本百名山の1つにもなっています。実は、一昔前、高校1年の夏休みに生まれて初めて泊まりがけの1人旅をしたのが清里とこの美ヶ原でした(宿泊はユースホステルを利用)。その時は高原までバスを利用しましたが、今思えば自分の立っている足元より下にある雲を見おろすという不思議な感覚が原体験となって、山が好きになったのかもしれません。その時に撮影した写真(うっかりカメラの裏ブタを開けてしまい、フィルムが感光して不鮮明)を見ると、美ヶ原高原のシンボルである「美しの塔」や牧場の牛や馬が確認できます。この写真のようにぼやけてしまった記憶を蘇らせることができるかどうかも楽しみです。

☆ 高校時代の信州旅行
高原へのバス
高原へのバス
牧場の馬
牧場の馬
牧草地
牧草地
「美しの塔」の前で記念撮影
「美しの塔」の前で記念撮影

高尾駅発の松本行き始発電車に間に合うように早朝に家を出発。各駅停車なので、松本までは4時間半かかります。甲府から先は車窓から見える南アルプスの山々を眺めながら、来シーズンの山行計画をあれこれ考えたりします。
松本駅に9時半過ぎに到着すると、運んできたロードバイクを手早く組み立てて出発します。駅前から延びる大通りの先には、これから目指す美ヶ原高原が見えています。この日の登坂ルートは、自転車のヒルクライム大会「ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会」の全長約22kmのコースを利用します。そこで、まずそのレースのスタート地点がある浅間温泉街を目指します。市内の道路にはところどころ自転車専用レーンが設けられていて、ストレスなく走行できます。あまり観光地らしくない温泉街を通り抜けてヒルクライムのコースに入ると、すぐにこのレース名物の劇坂区間が始まります。最大斜度は20パーセントを超えているので、いきなり自転車を押して歩く参加者もいるらしいです。
自分はというと、ヒルクライムはもちろん、自転車に乗るのも久しぶりなので、まず蛇行し、次に立ちこぎをし、それが限界に達したら休むという繰り返しで距離を稼いでいきます。この劇坂区間をなんとかやり過ごしても、レースコース4.1km地点にある美鈴湖までは350mの高度差を登ります。長袖ジャージの下に汗はかくものの夏場ほどではなく、空気が乾燥しているせいか、すぐに乾いてくれます。
松本の市街地を走る浅間温泉街へ劇坂区間に突入
松本の市街地を走る浅間温泉街へ劇坂区間に突入

美鈴湖の周辺は平坦路なのでスピードを上げられますが、すぐにまた勾配がきつくなります。やがて周囲の展望が開けると、近くの山々の姿が望めるようになり、道路沿いにはカラマツの林が広がります。浅間温泉を出発してから3時間、ようやく高原らしい雰囲気になって、稜線の上を延びる道が遠くまで見渡せます。美ヶ原高原の最高地点である王ヶ頭(2,034m)の特徴である(悪名高き?)林立した電波塔もはっきりと確認できます。ここで逆方向から2台のロードバイクが下ってきたので、走りながら挨拶を交わします。
美鈴湖を通過道路沿いのカラマツ林美ヶ原高原へ続く道
美鈴湖を通過道路沿いのカラマツ林美ヶ原高原へ続く道

ヒルクライム大会のゴール地点となっている自然保護センターには、午後1時半過ぎに到着。途中で休んだり写真を撮ったりしながら3時間ほどかかっていますが、体重をあと5kg減らして理想体重に近づけ、クロモリバイクをカーボンバイクにして3kgくらい軽量化すれば、来年くらいに大会に出てもなんとかなるかもしれません。ちなみに今年の優勝者のタイムは1時間2分15秒だそうです。
ここから先はトレッキングコースになっていて、一般車両は通行止めです。自転車も車両なので、ここからは高原の反対側にある出口まで押し歩きとなります(道路交通法では、自転車を押し歩いている人は「歩行者」扱い)。自転車を押してトレッキングするのは、奥多摩の「日の出山」以来のことです。2時頃に到着した王ヶ頭の頂上は電波塔と王ヶ頭ホテルで占められていて、山頂という雰囲気ではありません。
自然保護センターに到着徒歩で王ヶ頭へ王ヶ頭の頂上
自然保護センターに到着徒歩で王ヶ頭へ王ヶ頭の頂上

ここで最も目を引くのは、南八ヶ岳の硫黄岳を思わせる断崖絶壁です。そして、高原の中央部には、数十年ぶりの「美しの塔」の姿が見えます。高原の遊歩道は整備されているものの、砂利道なので自転車を押し歩くにはやや不向きです。次第にすれ違うハイカーの姿も増えてきますが、誰も本格的な登山装備ではなく、気軽な散策という雰囲気です。すぐ近くに駐車場があって険しい山道もない高原なので、当然と言えば当然です。近くで見る「美しの塔」は昔のままですが、周囲の雰囲気は前に訪れたときとは微妙に異なっているように感じます。とりあえず、今回の最大のミッションはこれで達成です。
高原南面の絶壁遠くに「美しの塔」を望む「美しの塔」再訪
高原南面の絶壁遠くに「美しの塔」を望む「美しの塔」再訪

高原を横断して山本小屋の駐車場までやって来ると、ビーナスラインと呼ばれる舗装路に突き当たります。ここで、汗冷えを防ぐためにウインドブレーカーを着て長いダウンヒルに備えます。落合までの5kmの距離を一気に下ったあとで、短いアップダウンを経て扉峠(△1,610m)に到着すると、松本市街に戻る分岐があります。出発地点にまた戻るのは面白くないので、そのまま南下して諏訪方面へ向かうことにします。登り基調の道をしばらく進むと、三峰大展望台(△1,764m)の横を通過します。ここからは、諏訪富士とも呼ばれる蓼科山(2530m)をはっきりと望むことができます。たしかに、その形は富士山と見間違えそうです。
ビーナスラインを下る扉峠を通過三峰大展望台を通過
ビーナスラインを下る扉峠を通過三峰大展望台を通過

大展望台のすぐ先にある和田峠(△1,531m)の直前では、道が下諏訪方面と上諏訪方面に分岐しています。このあたりの土地勘はありませんが、夕暮れも迫っているので、距離が近いほうの下諏訪へ国道142号線(中山道)で向かうことにします。GPSナビがあることで、こみ入った分岐も安心して進めます。ここからは下諏訪まで、750m以上を一気に下ります。ゴールの下諏訪駅には日の沈みかけた5時前に到着。上り電車は15分後だったので、余裕で自転車を輪行袋に収めて乗車、次の上諏訪駅で特急「スーパーあずさ」に乗り換え、2時間半ほどで都内に帰ってくることができました。

今回の走行距離は短めですが、ほぼ目算通りの所要時間で、気温もサイクリングにちょうどよく用意していた防寒着を使うこともありませんでした。何よりも、今月末に予定している今年最後の300kmブルベに向けての足慣らしになってくれたと思います。
下諏訪へ下諏訪の市街地下諏訪駅にゴール
下諏訪へ下諏訪の市街地下諏訪駅にゴール

■ 距離:63.2km
■ 時間:6時間58分
■ 行程:
松本駅(9:57)-浅間温泉(10:26)-美鈴湖(11:09)-武石峠(13:03)-自然保護センター(13:33)-王ヶ頭(14:03)-美しの塔(14:35)-山本小屋(14:47)-落合(15:01)-扉峠(15:25)-三峰大展望台(15:49)-和田峠(15:58)-下諏訪駅(16:55)
■ 最大標高差:1442m
■ 獲得標高:上り 1931m/下り 1748m

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BRM529ほたる(DNS)とBRM801金太郎(DNF)

自分のための備忘録として、ずいぶん前のブルベのDNSとDNFについて記録に残しておくことにします。

■ BRM529千葉400km

AJ千葉の主催で行われたBRM529千葉400kmほたるの当日、天候は崩れかけているものの、大降りにはならないという天気予報だったため、雨装備をして出発地点に向かいます。このブルベは夜22時スタートながら難易度の目安は★★☆☆☆と低く、今年すでに完走した200kmと300kmの次に狙うブルベとしてエントリーしたものです。
ところが、東京駅を経由して内房線で夜の8時過ぎにスタート地点の最寄り駅の袖ヶ浦駅に着くと、雨脚が強くなっているだけでなく、風がかなり吹いています。雨だけならなんとかなりますが、この強風で、しかも夜間とあっては三重苦のブルベとなることは必至です。この風雨が弱まることを期待して、袖ヶ浦駅の中(最近建て替えられたらしく、立派な駅舎になっていました)で待機することにします。数十分おきに列車が到着するごとに、この天気をものともせずに走ろうとする勇敢なブルベライダーが改札口から出てきます。といっても全部で4~5名の数です。みなさん、迷うことなく自転車を組み立ててスタート地点へ向かっていきます。
スタート地点まではそう遠くはないので、時間ぎりぎりまで待ちますが、9時を回っても天候の変化がないので、ここでDNSを決意、再び内房線に乗って東京へ引き返すことにします。
今回のブルベでは、56名がエントリーした中で23名がDNS、8名がDNFで、完走者は25名ということです。DNS率は高かったものの、出走者の中での完走率は思ったより高かったようです。このあと、そして翌日に天候が回復したおかげかもしれません。
夜の袖ヶ浦駅にて出発準備をするライダー列車で帰宅
夜の袖ヶ浦駅にて出発準備をするライダー列車で帰宅


■ BRM801東京200km

真夏にはブルベの開催が減り、長距離のブルベもないことから、足馴らしのつもりでエントリーしたのがランドヌ東京主催のBRM801東京200km金太郎(ナイトブルベ)です。最短距離のブルベということもあって、事前のコース研究なしに「なんとかなるだろう」という意識のまま、当日は自走でスタート地点の等々力緑地公園へ向かいます。自宅からの距離は20km足らずですが、走行中に携帯に電話がかかってきたりして時間を取られ、到着したときにはすでにブリーフィングが始まっていました。
夏でもブルベを走りたいというライダーは多いようで、この時期にしてはかなりの参加者数です。そして、スタート時間になって走り出すと、これまで何度も走ったことのあるアップダウンの多い中原街道を西へと向かいます。体や自転車のコンディションには特に問題はないものの、夜中にもかかわらず気温は30度近くあり、じっとしているより自転車で走っているほうが、それもスピードを出しているほうが涼しく感じられます。主催者のサイトでは夜間に走る「納涼ブルベ」と書かれていましたが、そうは思えません。
夜中なので、周囲の風景を楽しむわけでもなく、黙々とペダルを回します。47.3km地点にある平塚のPC1には制限時刻が1時21分のところ、0時40分頃に通過。ここまでは平坦基調でしたが信号ストップが多かったためか、時間の余裕は40分くらいしかありません。次の通過チェックポイントまでは、傾斜はそれほどきつくないものの長い登りが続くので、完走のカギを握る区間です。足柄街道に入ってから約8km続く高度差350mくらいの登りでは、同じ筋肉への負担を減らすため、時折ダンシングを交えながら登っていきます。スタッフによる有人チェックがある82.4kmの折り返し地点では午前3時7分の通過です。ここは特に制限時間は設けられていないものの、スタッフの方の話では、それほど余裕はないとのこと。すぐに折り返すと、坂道を登ってくる何人かのライダーとすれ違います。
下りはスピードを出して時間を稼ぐ区間ですが、街灯がない暗闇の道路は気を遣います。また、いったん下りきったかと思ったら、いやらしいアップダウンが10kmほど続きます。途中の分岐点で、数名のライダーが疲れた様子で休んでいます。ずいぶんまったりしている様子なので、ここでDNF、あるい力を貯めて後半に備えているのでしょう。ようやく小田原市街に入ったのが空がすっかり明るくなった4時半ごろで、ルートの左側には小田原城も見えてきます。ここまででコースのおよそ半分の106kmを走ったことになります。この先のルートはほぼ平坦で、何度も走ったことがあります。疲労感もあまりないので、普通に走れば完走はできそうです。しかし、日が昇ると心配なのが真夏の暑さです。相模湾沿いのあまり変化のない平坦路を思い浮かべたときに、ここでDNFし、すぐ近くの小田原駅から輪行で帰ることに心が傾きました。
小田原駅に来てみると、15分後に始発の新宿行き急行があることがわかったので、急いで輪行の準備をして乗り込みます。東京の自宅には、まだ近所のお店が開き始める前の時間に帰り着きました。今回は、結局、BRM801東京100km小田原城というブルベとなりました。
環状7号線でスタート地点へブルベのスタート平塚のPC1
環状7号線でスタート地点へブルベのスタート平塚のPC1
小田原手前のアップダウン小田原城の横を通過輪行で帰宅
小田原手前のアップダウン小田原城の横を通過輪行で帰宅


■ 走行距離: 108.85km
■ 走行時間: 6:09:50(正味)
■ 最高速度: 54.6km/h

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ランドネきたかん北関東400kmブルベ走行記録

ランドネきたかん北関東400kmブルベ タイトル

ランドネきたかん北関東400kmブルベ コース図
● コース図

ランドネきたかん」開催日当日は、まず始発電車で都心へ向かい、神田を経由して上野へ。上野からスタート地点の最寄り駅である宇都宮へ向かいます。上野駅では線路故障とかで出発番線が変更になったものの、幸いにも6分だけの遅れですんで、宇都宮駅には7時半ごろに到着。15分で自転車の組み立てとブルベ装備の取り付けを終えて11km先にある「道の駅うつのみや ろまんちっく村」へ向かいます。受付は9時過ぎまでで、スタートは10時からなので急ぐ必要はありませんが、受付順にスタートする時刻が割り振られます。
この時に思わぬトラブルが発生。走行中にいつの間にかサイクルコンピューターが台座から外れて落ちてしまったようです。8時半に会場に着いてから自転車用品を販売しているブースをのぞいても、サイコンは売っていないようです。仕方がないので、ブルベではコマ図の指示だけを頼りに走り、補助的にGPSナビを使うことにします。ナビは常時オンの状態だとバッテリーが数時間しかもたないので、いつものように判断に迷う分岐点でだけ使うことになります。
参加者受付ブースで手続きを終えると、大会主催者から無料で支給された反射ベストをナップザックの上から羽織ります。東回りのグループは黄色のベスト、西回りは緑色のベストと色分けされています。これは思っていたよりもしっかりとしたつくりで、他のブルベでも使えそうです。
この大会の参加定員は300名のところ、DNS分を差し引いても二百数十名以上が集まっているものと思われ、いつものマイナースポーツ感のあるブルベとはだいぶ趣が異なります。北関東4市の「ゆるキャラ」もこの場を盛り上げてくれています。スタート時間まではだいぶ時間があるので、暑い日差しを避けてテントの下でしばらく待機します。
午前10時を回ると、参加者は5分間隔のウェーブスタートで和太鼓やジャズ演奏とともに送り出されます。普段のまったりしたブルベのスタートとは大違いです。また、東回りと西回りの2つの集団が走り始めてすぐに左右に別れていくのも面白いところです。
宇都宮駅まで輪行ゆるキャラも応援華やかなスタート風景
宇都宮駅まで輪行ゆるキャラも応援華やかなスタート風景

自分のウェーブの番となってスタートを切ると、東へ向かって大洗海岸を目指します。この東回りコースを選んだのは、昼間に太平洋を見たかったのと、平坦コースで時間を稼いでから赤城山麓の登りを迎えたかったからです。たいていのブルベでは50kmくらいの間隔でPCが設けられているようですが、今回は最初のPCまでが90kmあまりの長丁場となっています。
北関東を横断する今回のルートについては、ほとんど土地勘がありませんが、南関東に比べて信号ストップが少なく、車の交通量、特に大型トラックの数が少なくて走りやすく感じます。参加者の多さにもかかわらず、長いトレインは形成されません。ただし、コンビニや飲料自販機の数は少ないので補給やトイレ休憩には注意が必要です。
スタートしてから1時間ほどすると板戸大橋鬼怒川を渡り、さらにその1時間後には「道の駅もてぎ」を通過し、やがて栃木県から茨城県へと入ります。ここからのルートはしばらく下り基調か平坦なので、時間の稼ぎどころですが、風が向かい風で思うようにスピードアップすることができません。その代わり、この風が暑さにほてった体を冷やしてくれます。予想外だったのは、気温の高さと乾燥した空気の中、口呼吸をしているために喉の渇きが激しいことで、熱射病にならないように早めの水分補給を心がけます。そして、午後3時少し前に待望の太平洋が見えてきます。ここから海岸線を左に見ながら茨城県大洗町のPC1(93.1km地点)へたどり着きます。到着時間を確認すると午後3時11分で、予定よりも1時間ほど遅く、PCクローズの時間まではあと1時間しかありません。
板戸大橋で鬼怒川を渡る
太平洋を見ながら大洗へ大洗町のPC1に到着
板戸大橋で鬼怒川を渡る太平洋を見ながら大洗へ大洗町のPC1に到着

大洗町で西に向かって折り返すと今度は追い風となって、少しはスピードアップが図れそうです。水戸市の中心部にさしかかると、千波公園(109.4km地点)に設けられている通過チェックポイントを兼ねた「おもてなしポイント」に立ち寄ります。千波湖を中心としたこの広大な公園は水戸市民の憩いの場で観光スポットにもなっているようです。記念写真を撮ったり、水戸黄門像の下でまったりと休憩をしたりしているブルベ参加者の姿が印象的です。ここでは飲料とお菓子の提供もありますが、何よりありがたいのが、おしぼりのサービスです。汗とほこりにまみれた顔をぬぐって気分も新たに再スタートを切ります。
千波公園のおもてなしポイント水戸黄門像の下で休むブルベ参加者公園内の千波湖
千波公園のおもてなしポイント水戸黄門像の下で休むブルベ参加者公園内の千波湖

このあとしばらくは常磐線水戸線に沿ったルートを走ります。友部駅の近くでは踏切の遮断機がなかなか上がらないためか、ずっと前を走っていたはずの集団に追いつきます。水戸の市街地を外れると、ルートの先に次第に茨城・栃木県境の山々が迫ってきます。そして午後7時前に日没を迎え、西の空はピンク色から鮮やかな紅の色に変わっていきます。青空の下の太平洋と、このような見事な夕焼けが見られただけでも、ここまで走りにきた甲斐があったというものです。日没後は気温が下がり、ようやく体が調子よく動くようになってきます。
踏切での停滞県境の山々夕暮れ時の田舎道
踏切での停滞県境の山々夕暮れ時の田舎道

完全な夜間走行となった7時半過ぎ、栃木県真岡市のPC2(161.9km地点)に到着します。予定よりも2時間遅れで、クローズ時間までの余裕は1時間少々とあまり改善していません。この時点でまともな場所での仮眠はあきらめ、道ばたで休憩することが確定です。
PC2を出てしばらくして思川駅近くの複雑な分岐に差し掛かると、方角を見失ったライダーが立ち止まっています。ここはGPSナビで正しいルートを確認し、しばらくこのライダーを先導して走ります。このあたりはスタートから180kmを過ぎた地点ですが、ここで西回りのコースを選んだ参加者と次々にすれ違うようになってお互いにエールを交換します。計算では、彼らはすでに230kmを走ってきたわけで、こちらとは距離で50km、時間にして2~3時間の差がついていることになります。
午後11時を過ぎ、眠気が徐々に強まってくるころ、足利市の市街地を通過すると目の前に大きなホテルが見えます。しかし、ここでの休憩は即DNFになるので、眠気をだましだまし走り続けます。それでも睡魔と疲労でどうにもならなくなると、筋肉に溜まった血液を少しでも脳に行き渡らせられるかもしれないと考え、最初に見かけたバス停のベンチで数分間だけ横になります。
休憩もそこそこに足利市から桐生市に向かうと、最初は緩やかな登りで、次第に勾配がきつくなってきます。245km地点からおよそ14km続く赤城南麓広域農道、通称「からっ風街道」に入ると、きつい登りで今回のコース上の最高標高(572m)を通過しますが、そのあとは細かいアップダウンはあるものの、下り基調で前橋方面へ向かいます。夜間で気温が下がってきていますが、ウインドブレーカーを荷物から取り出すのも面倒なので、寒さを我慢して走り続けます。
ようやく県道4号線に合流したところで農道が終わります。ここからは高崎までは1週間前に試走した区間なので、精神的にずいぶん楽に感じます。長いダウンヒルの途中にある前橋市富士見町のPC3(263.4km地点)は午前3時ごろ通過します。予定からは大幅に遅れ、時間の余裕は1時間を切っているので、ここから挽回が必要です。試走していたおかげで、前橋と高崎の間では、ほとんどコマ図を見ることなくスムーズに走れます。高崎の中心部は、夜が明けた午前4時半過ぎに通過します。
足利の市街地を通過農道の終点早朝の高崎市内を走る
足利の市街地を通過農道の終点早朝の高崎市内を走る

高崎からは平坦路で宇都宮に戻れるかと思ったらそう甘くはなく、すぐに高崎観音山への急登が待っています。一瞬、このコースの設計者を恨めしく思いますが、ここを過ぎれば、あとはゴールまで平坦基調の道が続いています。短いながらこれまでで傾斜が最もきつい坂を上りきると、高崎のシンボルともなっている高さ42mの白衣大観音が出迎えてくれます。ここから急坂を下ってすぐのところにあるのが高崎市石原町のPC4(293.8km地点)です。ここは当初の予定時間に近い午前5時半ごろの通過ですが、この予定は数時間の仮眠込みのものなので、体力的には厳しいと言わざるを得ません。ここにいた1人のライダーは「今回のコースは410kmあるので、400kmのブルベペースで行ったら危ない」と話しています。
300kmを過ぎると誰でも判断力が鈍るのか、先行しているライダーが右折ポイントを直進してずっと先まで走り去っていきます。追走して追いつくスピードではなかったので、すぐにミスコースに気づいてくれることを期待して自分は正しいルートを進みます。それ以降、残りの距離と時間を常に頭の中で計算しながらの走りとなります。午前7時には320km地点を、8時半ごろには350km地点を通過します。最後のチェックポイントとなる栃木市岩舟町のPC5(363km地点)には、9時33分に到着します。クローズ時間までの余裕はおよそ1時間で、タイムはやや持ち直しています。残り50km足らずを3時間半くらいで走ればよい計算なので、ようやく完走のめどが立ってきます。ただし、パンクなどの不測の事態を想定すると、できるだけ急ぐのに越したことはありません。
ゴールまで40kmを切ったあたりから、残りの距離がなかなか縮まらない感じがして精神的にも辛くなってきます。この日もよい天気で、気温が次第に高くなってきているので、途中の自販機で立ち止まっての水分補給だけは欠かさないようにします。
ようやくゴールが近づいてくると、ラストスパートをかけて何人ものライダーが自分を追い越していきます。こうなれば、最も今回のブルベを楽しんだライダーとして最下位を狙うのも面白いと思えますが、前日と比べてだいぶ閑散としたゴール地点に1人でゴールすると、正式な所要時間は26時間8分ということで、結局、時間制限まで1時間ほどの余裕があったことになります。これでは最下位賞は無理でしょう。
家に帰るまでがブルベですが、ゴールしたあとは宇都宮駅までの11kmの距離を真昼の炎天下の下で再び走らなければなりません。エネルギーをほぼ使い果たしたところで、ゾンビのような状態で惰性だけでペダルを回し続け、1時間半ほどかけて駅に到着。手早く輪行の準備を終えて10分後の湘南新宿ラインの快速電車に飛び乗ると、爆睡はしなかったものの、頭がぼうっとしているうちに新宿に着いていました。
高崎白衣大観音像まで登る370km地点付近の交差点宇都宮ろまんちっく村にゴール
高崎白衣大観音像まで登る370km地点付近の交差点宇都宮ろまんちっく村にゴール


■ 走行距離:410km(ブルベ)+22km(宇都宮~会場間往復)=432km
■ 所要時間:26時間8分
■ 行程:
  宇都宮ろまんちっく村(10:15)-岡本駅北(10:58)-板戸大橋(11:08)-
  道の駅もてぎ(12:03)-成沢入口(13:35)-海門橋(14:51)-PC1[大洗磯浜](15:07)-
  千波公園(16:20)-八反山(17:30)-PC2[真岡](19:28)-足利駅(23:09)-
  県道4号線入口(2:53)-PC3[富士見町](3:07)-高崎市街(4:40)-高崎観音(5:05)-
  PC4[石原町](5:22)-境荻原(6:57)-川崎町(8:32)-PC5[岩舟町](9:33)-
  ぶどう団地入口(9:57)-宇都宮ろまんちっく村(12:23)

 ランドネきたかん北関東400kmブルベ レシート

<大会全般/コースについての感想>
・参加者の受付や誘導などはとてもスムーズだったと思います。
・宇都宮の市街地などで、数人の通行人やドライバーから「がんばってください」と声をかけてもらったのが励みになりました。
・せっかく4市のプロモーションを兼ねた大会なので、次回以降は、コースをもう少し楽にして、それぞれの観光スポットを余裕で楽しめるようにしてほしいです。
・一部に路面の荒れた悪路もありましたが、ところどころ自転車専用レーンもあり、概ね走りやすい道でした。
・前橋~高崎の間は細かい分岐が多いので、事前に行った試走は短い距離ながら効果的でした。

<体調管理について>
・走行中に摂取した水分は、たぶん10リットル近いと思います。そのわりにはPC以外でのトイレストップは2、3回だけでした。
・心配していた胃のむかつきと食欲不振はなんとか最低限に抑えられたようです。粉末を溶かすタイプのCCD飲料は、普通のスポーツドリンクの変な甘みがなくて飲みやすく、これが栄養を補ってくれたのかもしれません。
・今回は長時間サドルに座っていることによるお尻の痛みに悩まされることはなかったものの、荒れた路面からの振動をもろに受けた手のひらが痛くなりました。また、つま先が圧迫されて痛くなったので、途中から引き脚を意識したペダリングを心がけました。
・しばらく前から行っていたマシンによる筋トレ(腹筋、片脚レッグプレス、ステアマスター)のおかげで、登り坂で必要な筋力がついたように思います。

<機材・装備について>
ランドネきたかん装備
・今回はサイクルコンピューターなしで走りましたが、コマ図だけでなんとかなりました。GPSナビは必要なときだけ使うようにしたら、結局最後までバッテリーがもってくれました。
・コマ図を照らすために100円ショップで購入した長いアームの付いたUSB給電式のLEDランプは使い勝手がよく、これからも重宝しそうです。
・事前にY’s Roadでクイック調整をしてもらったおかげで、甘かったブレーキと、インナーに落とすとよく外れていたフロントの変速トラブルは解消されていました。


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