アウトドア日和

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

年末の浅間尾根ハイキング

浅間尾根ルートマップ
浅間尾根ルートマップ

今年最後の土曜日、アクセスがしやすい静かなトレイルを求めて東京都檜原村の浅間尾根(せんげんおね)に出かけることにしました。ここを選んだのは、これまでに奥多摩のメジャーな尾根はだいたい歩いてきたものの、この尾根だけはまだ歩いたことのなかったためです。トレイルランレースの「日本山岳耐久レース」では檜原村の外周となる山々や峠を走りましたが、浅間尾根はこの村の中央部を東西に走っていて、自分には未踏の地でした。ただし、尾根とは言っても、昔は生活道路だったということもあって、ピークを巻いたアップダウンの少ないルートとなっています。

早朝の奥多摩駅で7時発のバスに乗車し、スタート地点の小河内神社バス停で下車します。バスの乗客は数名で、ここで降りたハイカーは、自分を含めて3人だけです。奥多摩湖の上の浮き橋を渡り終えると、他の2人は三頭山(みとうさん:△1,527.5m)の登山口がある方向へ登っていくので、ひとりで湖畔の遊歩道を「山のふるさと村」へ向かいます。この自然公園のビジターセンターの裏手には清潔なトイレがあり、その近くから「ネイチャートレイル」と名づけられた尾根へと続く山道を登っていきます(道標なし)。
今年は暖冬とは言っても、さすがに奥多摩の朝はそれなりに寒く、特に指先はかなり冷たく感じます。そこで、手袋は厚手のものに取り換えます。また、普通の不織布マスクを防寒のために着用します。
奥多摩湖上の浮き橋を渡る奥多摩湖畔の遊歩道ネイチャートレイルへ
奥多摩湖上の浮き橋を渡る奥多摩湖畔の遊歩道ネイチャートレイルへ

「ネイチャートレイル」の傾斜はゆるやかで、登山道はよく整備されています。途中の休憩所から奥多摩湖の方向を振り返ると、雲取山へと続く石尾根が目に入ります。それから歩きやすい道を40分ほど登ると、奥多摩周遊道路に突き当たります。風張峠(かぜはりとうげ:△1,146m)方面を示す道標に従って舗装路を少し歩き、山側に作られてある階段から再び登山道に入ります。この道は舗装路としばらく並行したあと、高度を上げながら本格的な尾根道となります。ここまで来ると体も温まり、血行もよくなって寒さが気にならなくなります。中間着のフリースは脱いで長袖インナーとウインドブレーカーだけになり、手袋も薄手のものに戻します。
ネイチャートレイルを進む北に石尾根を望む奥多摩周遊道路から風張峠へ
ネイチャートレイルを進む北に石尾根を望む奥多摩周遊道路から風張峠へ

それから50分ほどすると再び奥多摩周遊道路が眼下に見え、「日本山岳耐久レース」のコースの標識が現れて間もなく風張峠に到着します。この風張峠から三頭山方面へ少し歩いたところに現れる分岐で進路を南に変えて浅間尾根へ向かいます。ここにある古い案内板には消えかかった文字で「悪路につき通行注意」とありますが、通行禁止でなければたいしたことはないはずと考えて、そのまま進みます。すると、確かに登山道が崩落し、砂礫で足元が滑りやすくなっている斜面にさしかかります。ただし、慎重に足を運べば問題はなく、部分的にロープも架けられています(露出している木の根はもろいので、つかまないほうが安全)。その後も、谷側に傾斜した細い道が何度か現れますが、やがて普通の尾根道に変わります。ルートが再び奥多摩周遊道路に合流すると道標に従って浅間尾根駐車場に向かい、その手前にある登山口でようやく浅間尾根に入ります。
浅間尾根への分岐崩落した登山道浅間尾根駐車場から山道へ
浅間尾根への分岐崩落した登山道浅間尾根駐車場から山道へ

浅間尾根は森林浴気分で歩ける快適な道ですが、ルートの左右はほとんど樹木でさえぎられているので、単調な感じは否めません。尾根上の丘のような御林山(△1,078.4m)の頂上に着いても、特に眺望はよくありません。南側が開けたところからは、並行して走る笹尾根の稜線が見えるものの、その向こうにある富士山を見ることはできません。
平坦な浅間尾根を進む御林山の頂上笹尾根の稜線
平坦な浅間尾根を進む御林山の頂上笹尾根の稜線

今回のコースのほぼ中間点となる数馬分岐には、どこからやって来たのかマウンテンバイクのライダーが3人ほど集まっています。そこを通過してからしばらくすると後ろから鈴を鳴らしながらバイクが走ってきたので道を譲ります。浅間尾根は極端なアップダウンがなく浮石や地上根などの障害物も少ないので、マウンテンバイクの定番コースの1つなのかもしれません。ただし、片側が谷へ落ち込んでいる細い道もあるので、ずいぶん神経は使いそうです。
このあとも単調な尾根歩きが続いたせいか、人里峠(へんぼりとうげ)の手前ではうっかりルートを外れてしまいます。ちょうど伐採で落とされた木の枝や落ち葉で登山道が見えにくくなっていたことに加え、不規則に付けられていた赤リボンに惑わされて、南斜面を下っていたようです。とりあえず尾根に登り返して普通の登山道に復帰すると、そこには廃屋があり、さらに上へと続く道で浅間尾根に復帰します。そのまま30分ほど東に進むと、午後1時過ぎに浅間嶺(せんげんれい)の休憩所に到着します。ここからは正面にひときわ高い御前山(ごぜんやま:△1,405m)が望めます。少し登ったところにある展望台からは天気がよければ雲取山や富士山も見えるそうですが、ミスコースなどもあって当初の通過予定時刻をオーバーしているので今回はスルーして5kmほど先の「払沢の滝入口」バス停に下山することにします。
尾根を走るバイク浅間尾根に復帰浅間嶺から御前山を望む
尾根を走るバイク浅間尾根に復帰浅間嶺から御前山を望む

下山路も歩きやすい道で、30分もしないうちに最初の民家が見えてきます。これは冬季休業中の「そば処みちこ」のようです。やがて道が舗装路となり、バス停のある本宿の集落までかなり下っていきますが、途中に長い車道をショートカットできる小道があって少しだけ時間を短縮できます。そしてゴール地点の「払沢の滝入口」バス停に着いたのは午後2時過ぎで、武蔵五日市駅行きのバスも10分少々待っただけでやって来ました。
沢沿いを下るそば処みちこ払沢の滝入口バス停にゴール
沢沿いを下るそば処みちこ払沢の滝入口バス停にゴール

今回歩いた浅間尾根は標高が低く、北には奥多摩三山(三頭山、御前山、大岳山)の山並み、南には高尾山から三頭山へと続く笹尾根が広がっているので、それより遠くの眺望はあまり期待できません。風景を楽しむためにここを歩くのなら、桜の時期や紅葉の時期が狙い目かもしれません。地味なハイキングコースのせいか、今回すれ違ったり追い越したりしたハイカーは10人前後と少なく、それもルートの後半部分に限ってのことでした。トレイルランのコースにした場合は、黙々と走るだけになりそうです。なお、冬の奥多摩なのに日中の気温は10度前後で、登山道のどこにも雪どころか霜柱さえ見あたりませんでした。

■ 距離:約19.1km
■ 獲得標高:上り 1,225m / 下り 976m
■ 行程:
 小河内神社バス停(7:30)-山のふるさと村(8:05/8:20)-奥多摩周遊道路(9:01)-
 風張峠(10:02)-浅間尾根駐車場(10:44)-御林山(10:55)-仲の平分岐(11:01)-
 数馬分岐(11:32)-サル石(11:37)-藤倉分岐(11:43)-人里峠(12:54)-
 浅間嶺(13:12)-払沢の滝入口バス停(14:12)

スポンサーサイト

PageTop

自作トレッキングポールで高尾山へ

自作トレッキングポールで高尾山へ

いま所有しているトレッキングポールは、10年以上前の2003年、第11回日本山岳耐久レース (通称ハセツネカップ。当時はトレランブームの前だったので、スポーツショップにあったパンフを見ていろいろ下調べに時間をかけてからエントリー。ちなみにこの時の優勝者は石川弘樹氏) のために購入したLeki社製のMakalu Ultraliteで、それ以来、長さ調節のスクリュー部分などに不具合はあったものの、だましだまし使い続けています。重量はペアで500gと、当時としてはその名称のとおり軽量タイプだったと思いますが、カーボン製の最新型のものと比べると、もう軽量とは言えないかもしれません。
そろそろ新しいものを購入してもよさそうな時期ですが、しっかりしたブランドのものとなるとそう気軽に買えない価格です。しかし、トレッキングポールは、考えてみればとても単純な構造で、いわゆる金剛杖などはただの木の棒です。そこで、近所のホームセンターで簡単に手に入る部品を使い、自分でトレッキングポールを作ってみようと考えました。

自作トレッキングポール その1ポールの素材として目を付けたのが、園芸用ポールです。もともと屋外の花壇や畑などで土に差し込んだまま長期間放置されるものなので、耐腐食性はあるはずです。垂直方向への加重にも強そうです。何よりも、11mm径のポールにLekiのトレッキングポール用ラバーキャップがぴったりです。ただし、園芸用ポールの長さの規格は90mm、120mm、150mmなどと決まっているので、自分に丁度よい長さの110cm前後にするためには少し工夫が必要です。結局、次のような部品を調達しました。
・ 園芸用ポール(イボ竹) 11mm×90cm 2本: 150円
・ 自転車用ハンドルグリップ 内径20mm: 468円
・木管 (ブナ) 20mm×20cm 2本: 636円
・ ゴム栓×2個: 190円
・ ラバーキャップ(流用)
 合計 1,444円

自作トレッキングポール その2自作トレッキングポール その3まず、木管の半分くらいまで園芸用ポールを差し込みます。穴の大きさはポールの直径とほぼ同じなので、木管を木槌で軽く叩いて少しずつ押し込みます。ここで強く叩きすぎると、木管が割れてしまうので注意が必要です。木管の中の残りの空間にはアルミパイプを詰めます。この作業で、ポール全体の長さは約1メートルになります。

自作トレッキングポール その4次に、ポールの上端に自転車用ハンドルグリップをかぶせます。20mmの木管がちょうど自転車のハンドルと同じ径なので、グリップが簡単に外れることはありません。この時、ポールの長さを数センチだけ伸ばすためにゴム栓をグリップの中に入れておきます。このゴム栓は、クッションの役割も果たしてくれそうです。

自作トレッキングポール その5最後に自転車用ハンドルグリップの下に出ている木管の部分にビニールテープを巻き付けます。こうして完成したトレッキングポールの長さは104cmで、重さはペアで350gとカーボン製に負けないくらいの超軽量です。分割することはできませんが、接合部に不具合が生じる心配はありません。また、登りと下りで長さの調節はできませんが、それはポールの握る位置を変えれば対応できるはずです。当然ながら市販のものに比べて強度は劣りますが、それほどハードでないトレイルランニングやハイキングには十分役に立ってくれそうです。

こうしてトレッキングポールを自作してみると、さっそく実際に山歩きで使って耐久テストをしたくなります。とりあえず自宅から最も近いトレランコースである高尾山で試してみることにしました。ただし、せっかく高尾まで出かけるので、今まで通ったことのないルートを検討したところ、陣馬高原下のバス停から最短距離で裏高尾の尾根に上がれるルートがあることに気づきました。序盤の舗装路、尾根への急な山道、そしてその尾根上を高尾山まで歩けばバリエーションに富んだ全長13.5kmのコースとなり、耐久テストとしては十分でしょう。

JR高尾駅北口発のバスに乗り陣馬高原下で下車すると、バス停のすぐ先で陣馬街道は「和田峠・陣馬山」に向かう和田林道と「底沢峠・明王峠」へ向かう明王林道に分岐しています。たいていのハイカーは右側の和田林道を進んで陣馬山を目差しますが、今回は左側の渓流沿いの道を進みます。この道は、自動車も通行する和田林道と比べて寂れた感じですが、なかなか野趣があって、陣馬山への登山ルートとしてもっと利用されてもよさそうに思えます。この時間、日は当たりませんが、気温はそれほど冷え込んでいないので、これからの登りで汗をかくことを考えると長袖アンダーウェアにウインドブレーカーだけで十分です。冬季休業中の「陣馬高原キャンプ場」を過ぎると、やがて道は底沢峠への道と奈良子峠への道に分岐します。底沢峠方面がメインルートのようですが、ここでは、登山地図にもあまり掲載されていない奈良子峠方面に向かいます。これが尾根への最短距離のはずです。
底沢峠方面に進む渓流沿いの林道を歩く奈良子峠方面への分岐
底沢峠方面に進む渓流沿いの林道を歩く奈良子峠方面への分岐

進んでいくルートは途中から急な山道になりますが、それほど傾斜はきつくなく、左右にトラバースしながら頭上に見える尾根まで高度を稼いでいきます。これまでのところトレッキングポールに問題はなく、着実に体を持ち上げ推進力を生み出してくれています。そして、出発から50分足らずで奈良子峠まで登り詰めます。するといきなりトレイルランナーが目の前を陣馬山方面へと駆け抜けていきます。さすがにここはトレランの定番ルートです。
陣馬山までの距離はわずか1kmくらいですが、今回は時間節約のためすぐに逆方向の高尾山に向かいます。平坦な尾根道の右側には木々の間から、やや霞がかった富士山を見ることができます。路面の安定した平坦路ではトレッキングポールを使わなくてもいいのですが、重さが気にならないので手に持ったままジョギングペースで走ります。
明るい尾根をめざして登る奈良子峠に到着尾根上から見る富士山
明るい尾根をめざして登る奈良子峠に到着尾根上から見る富士山

この裏高尾一帯では木々の伐採や登山道の整備があちこちで行われていて、植生の保護のためにロープが張られている箇所も目立ちます。9時過ぎに景信山を通過するころには空に雲が増えて日が蔭ってきます。それでもはるか東の方向には、東京湾をバックに東京ゲートブリッジの特徴のある形がはっきりと確認できます。小仏峠の少し先にある休憩所に着いたのはまだ10時前ですが、ベンチと椅子があって景色もよいので、ここでやや早めの昼食をとることにします。
尾根上の伐採地東京ゲートブリッジを望む富士見休憩所から見える相模湖
尾根上の伐採地東京ゲートブリッジを望む富士見休憩所から見える相模湖

この日、行動食として持参してきたのは直火で煮込む方式の「きつねうどん」です。そこに生卵を落として数分たつと、「きつね月見うどん」ができ上がります。じっとしていて汗濡れした体が少し冷え始めていたので、熱々のうどんで一息つくことができます。特に半熟卵はなかなか山の中で食べることができないだけに、うどんよりも美味に感じます。次のピークの城山に向けて再スタートを切ると、ハイカーの姿も次第に増え、陣馬山方面に向かうトレイルランナーの集団ともすれ違います。
昼食の準備きつね月見うどんの完成トレイルランナーの集団
昼食の準備きつね月見うどんの完成トレイルランナーの集団

城山の頂上に着くと、先日に出かけたばかりの丹沢の山々が一望できます。あいにく、その奥に見えるはずの富士山はすでに雲に隠れています。ここで見かけたネコは、6年前に見たネコと似ていますが、違うネコだとしたらその子孫なのかもしれません。
このあと、一丁平もみじ台と進むにつれて人の数も増えてきますが、山登り装備のハイカーは少数派で普通の行楽客が大半のようです。時間帯を考えると、たぶんハイカーはこれから登ってくるところで、多くはケーブルカーで登ってきた人たちなのかもしれません。高尾山の頂上に近づくにつれて階段の上り下りも増えてきますが、トレッキングポールはここでも十分にその役目を果たしてくれています。
城山から丹沢方面を望む城山のネコ一丁平を通過
城山から丹沢方面を望む城山のネコ一丁平を通過

ゴール地点の高尾山薬王院には11時前に到着。すぐに下山路に向かいます。意外なことに、参道沿いにはまだ鮮やかな紅葉が見られるスポットもあります。自作トレッキングポールを試すというこの日の目的は達成したので、ケーブルカーを利用してすぐに下山し、高尾山口駅のすぐ裏手にある京王高尾山温泉に立ち寄って汗を流すことにします。この人気のある温泉施設はまだ時間が早いためかずいぶん空いていて1時間ほどゆっくりと休みます。駅に向かうときには小雨が降りだしていたので、早めに下山したのは正解でした。
薬王院に到着参道沿いの紅葉京王高尾山温泉で汗を流す
薬王院に到着参道沿いの紅葉京王高尾山温泉で汗を流す

自作したトレッキングポールには特に問題がなく、ハードな登り下りのある登山道以外なら十分活用できそうです。たとえ壊れても惜しくはないし、自分で修理することもできます。今後改良するとすれば、グリップ部分にストラップを取りつけようと思います。雪道では使わないので、バスケットは付けなくてもよいでしょう。なお、折りたためないポールのために長い収納袋を探す必要があります。

■ 距離:13.5km
■ 行程:
 陣馬高原下バス停(7:40)-明王林道起点(7:46)-陣馬高原キャンプ場(7:51)-
 底沢峠・奈良子峠分岐(7:57)-奈良子峠(8:27)-明王峠(8:36)-景信山(9:23)-
 小仏峠(9:41)-富士見休憩所(9:46/10:04)-城山(10:16)-一丁平(10:27)-
 もみじ台(10:42)-高尾山山頂(10:49)-薬王院(10:56)-ケーブルカー駅(11:15)-
 高尾山温泉(11:26)

PageTop

西丹沢から北丹沢へ:檜洞丸~犬越路

西丹沢から北丹沢へ:檜洞丸~犬越路

12月も中旬だというのに日中はずいぶん暖かい日もあり、雨も多いのが今年の冬です。前日はずいぶん雨が降ったものの、週末は天候が回復するという予報だったので、東京近郊の低山で今まで使ったことのないルートを歩こうと考え、西丹沢檜洞丸(ひのきぼらまる:△1,601m)から北丹沢犬越路(いぬこえじ:△1,060m)を経由して神ノ川沿いを下るという全長約18kmのトレッキングを計画しました。序盤の3kmで1,000メートル登ったあとはほぼ下りで、最後は林道を歩いて「道志みち」(国道413号線)にあるバス停にゴールします。帰りのバスの時間は午後4時台に1本あるだけなので、今回も時間を気にしながら山行になりそうです。

実は、北丹沢周辺は何年か前に「北丹沢12時間山岳耐久レース」(第9回と第11回)で走ったことがありますが、「犬越路」「神ノ川」「月夜野」などの地名と通過チェックポイントのぼんやりとしたイメージしか記憶になく、今回のコースと重なるところもそれほど多くありません。ただし、「道志みち」は何度も自転車で通ったことがあるので、ゴール地点だけは少しだけ土地勘があります。

土曜日の早朝、新宿から小田急線で新松田駅へ行き、JR御殿場線に乗り換えて谷峨駅に7時過ぎに到着。ここで下車したのはハイカー数名と輪行のサイクリスト1人だけです。空を見上げると、どんよりとした曇り空で、ときどき小粒ながら雨さえ落ちてきます。天候の回復は遅れているようですが、空が次第に明るさを増してきているようなので、天気予報を信じることにします。
西丹沢行きのバスの時間までは40分以上あるので、駅舎の中で文庫本を読んで時間をつぶしていると後続の列車が到着し、まとまった数のハイカーが降りてきてバス停に並び始めます。待っているバスは新松田駅発なのですでに満席のはずで、到着時刻真際になってから列の最後尾につきます。数分遅れで到着したバスは、予想どおり満車状態です。終点の西丹沢自然教室までの所要時間は50分ほどですが、途中で下車していくハイカーも多く、丹沢湖を過ぎたあたりで座席に座ることができます。
西丹沢自然教室への到着時間は予定よりも10分ほど遅れています。すぐに用意してきた登山届けを提出し、係員の方に序盤で渡渉するゴーラ沢の様子を聞くと、前日までのまとまった雨で水かさは増えているものの、飛び石をうまく使えば問題なく渡れるとのこと。さっそく先行するハイカーの後に続いて「つつじ新道」の入口に向かいます。涸れ沢の途中から登山道に入ると、道はかすかに湿っている程度で落ち葉は少なく、足を滑らす心配はなさそうです。さらに明るくなった空からは薄日も差してきます。道の傾斜もまだ緩やかです。気温はこの時期としては高めで汗をかき始めたので、早々と中間着の冬用サイクルウェアを脱ぎ、薄手の長袖Tシャツとウインドブレーカーだけの格好になります。
谷峨駅前のバス停つつじ新道入口序盤の平坦な登山道
谷峨駅前のバス停つつじ新道入口序盤の平坦な登山道

ゴーラ沢の渡渉地点に着くと、水の流れは緩やかですが飛び石の間隔が離れているところもあるので、足を濡らさずに渡るには足の置き場をよく考える必要があります。今回はメッシュ地のトレランシューズではなく革製のトレッキングシューズを履いてきましたが、トレッキングポールを持ってこなかったので、石の上で体のバランスを取るのが難しそうです。そこで、こんなこともあるかと思い用意してきた雪道用オーバーシューズを履き、沢を渡ることにします。もともとスノーシューなどを装着するときに使うものですが、防水性能は高いので、これくらいの沢なら普通に水の中を歩いて渡れます。
こうしてゴーラ沢を渡ると、傾斜の急な登山道が始まりますが、檜洞丸までの距離は短いので休憩なしで一気に登ることにします。途中で休んでいるハイカーを何人か追い越して高度を稼いでいくと、やがてこの日初めての富士山、そして相模湾に突き出た真鶴半島が見えるようになります。
ゴーラ沢を渡るこの日最初の富士山相模湾と真鶴半島を望む
ゴーラ沢を渡るこの日最初の富士山相模湾と真鶴半島を望む

やがて傾斜が緩んだと思ったら丹沢の登山道によく見られる木道が現れ、頂上が近いことを感じます。ここは富士山の手前に山中湖も見える絶景ポイントとなっています。さらに目を東に向けると、ひときわ高くそびえているのは、丹沢山地の最高峰の蛭ヶ岳(ひるがたけ:△1,673m)です。その山頂にある蛭ヶ岳山荘もなんとか確認することができます。
頂上へ続く木道富士山と山中湖蛭ヶ岳を望む
頂上へ続く木道富士山と山中湖蛭ヶ岳を望む

檜洞丸の頂上には11:40分の到着を予定していましたが、スタートが少し遅れたにもかかわらず30分以上短縮できています。ここから見える富士山は立木越しになるので、写真を撮るなら山頂から少し外れたところのほうがよいようです。丁度お昼時なので、予定どおりにここで昼食をとることにします。今回は久しぶりにストーブとコッヘルを持参してきたので、暖かいものを食べることができます。
20分ほどの休憩のあと、このあとはほとんど下りだけということもあり、ここで再び冬用サイクルジャージを着込んで犬越路に向かいます。檜洞丸の北西の斜面を見おろすと、尾根は急下降して、その先は熊笹ノ峰(△1,523 m)、そしてその先の大室山(△1,587m)へと続いています。出発前にチェックした情報によると、登山道はやや荒れていて危険箇所もあるとのことです。
檜洞丸からの富士山昼食の準備熊笹ノ峰、大室山へと延びる尾根
檜洞丸からの富士山昼食の準備熊笹ノ峰、大室山へと延びる尾根

檜洞丸を下ってしばらくすると、矢駄尾根分岐の手前では南西の方角にこの朝に通ってきたゴーラ沢に続いていると思われる川筋が目に入ります。ここまで1人のハイカーをパスし、逆方向からやってくるハイカー1人とすれ違っただけです。大笄(おおこうげ:△1,510m)を過ぎると、岩場や痩せ尾根が増えてきて鎖場や鉄バシゴがいくつか続きます。雨天時やその直後、雪道、日の落ちた時間帯などでは危険度は増しそうですが、慎重に足を運べば問題ないレベルです。ただし、万が一足を滑らせた場合のとっさの対応を考えながら歩くので、ずいぶん気疲れがします。ここは逆から登ったほうが体力は使うものの安心・安全なルートのように思えます。
富士山と手前のゴーラ沢岩場を下る鎖場を下る
富士山と手前のゴーラ沢岩場を下る鎖場を下る

難所を越えてようやく普通の尾根道に戻ったところからは、北側にこれから歩く日陰沢の川筋が見えます。それから30分ほどすると、目の前の山腹に犬越路避難小屋が見えて一息つくことができます。この小さな避難小屋はそんなに古くもなく、中をのぞいてみると清潔そうです。
犬越路直下の下山道は東海自然歩道となっているものの、落石の危険もあるガレ場です。ただ、自分より上を歩いているハイカーがいなければ、それほど心配する必要はないように思えます。途中で他の登山道から合流してきたらしいハイカーを追い越しますが、それ以外に人影はありません。
日陰沢を見おろす犬越路避難小屋ガレ場を下る
日陰沢を見おろす犬越路避難小屋ガレ場を下る

ガレ場が終わると、水の流れる日陰沢沿いをさらに下ります。路面がコンクリートになっている部分には、前日までの雨の影響なのか、沢と同じように水が流れています。やがて人影がなく静まりかえった神ノ川ヒュッテの木造家屋の前を通り、神ノ川林道(県道76号線)に入ります。この林道は立派な舗装路なので、もう山から下りたという感覚になりますが、最寄りのバス停まではまだ9kmもあります。トレイルランの装備ならば走りたいところですが、トレッキングシューズを履いていて、すでに体力をかなり使っているのでここは自重します。それに、バスの時間まではかなり余裕があるので急ぐ意味もありません。
日陰沢の川筋神ノ川ヒュッテを通過神ノ川林道を歩く
日陰沢の川筋神ノ川ヒュッテを通過神ノ川林道を歩く

バス停まではただ歩くだけで、いわば消化試合という感じかと思ったら、意外に楽しめるポイントもあります。山間部にある広々とした「うらたんざわ渓流釣場」は釣り人でそこそこ賑わっているようです。その先にはエビラ大滝があって、近くに登山口もあるようです。さらにそこから数分で神ノ川キャンプ場が見えてきます。
うらたんざわ渓流釣場エビラ大滝神ノ川キャンプ場
うらたんざわ渓流釣場エビラ大滝神ノ川キャンプ場

神ノ川キャンプ場で水分補給をしようと自動販売機に向かうと、ぬいぐるみのような小犬がどこからともなく現れて、じゃれついてきます。舗装路を延々と歩くことに少々飽きてきたところ、これでずいぶん和まされます。
さらに先に進むと、季節はずれの鮮やかな紅葉も見られて得をした気分になります。ようやく人家が増えてきて喜久和の集落を通り過ぎると、「道志みち」に合流します。すぐ近くに「神の川入口」バス停があります。バスの到着までは1時間近くありますが、このバス停には日が当たらずベンチもありません。そこでもう少し先のバス停まで歩くことにします。
キャンプ場の犬冬の紅葉道志みちに合流
キャンプ場の犬冬の紅葉道志みちに合流

道志みち」を歩くこと20分ほどで、見覚えのある青根地区の集落が見えてきます。ここは、数年前に初めて丹沢縦走をしたときに下山してきたところです。バスの到着まで40分少々あるので、バス停の前の加藤商店でサンドイッチを買い、ベンチに座って食べながら待つことにします。そのうちに1人のハイカーがバス停にやってきます。お互いに歩いたルートのことなどを話しているうちにバスが到着し、40分ほどかかって三ヶ木バスターミナルに到着。JR相模湖駅行きのバスに乗り換え、すっかり暗くなった頃に電車で帰宅しました。
青根の郵便局東野のバス停へJR相模湖駅のイルミネーション
青根の郵便局東野のバス停へJR相模湖駅のイルミネーション

今回は、自宅を出てから登山口まで4時間以上かかっており、シーズン中ならば都内から出ている登山口への直行バスを使えばかなり遠出ができるくらいの時間です。やはり西丹沢はアクセスがよくありません。スタート地点とゴール地点を別にしたのは、北側に下山したほうが早く帰れるからで、実際、東野のバス停からは2時間少々で自宅に帰り着くことができました。

■ 距離:19km
■ 行程:
 西丹沢自然教室(8:54)-つつじ新道入口(9:01)-ゴーラ沢出合(9:33)-
 檜洞丸(11:14/11:34)-犬越路(13:11)-神ノ川ヒュッテ(13:54)-
 折花橋(14:18)-うらたんざわ渓流釣場(14:21)-エビラ大滝(14:32)-
 神ノ川キャンプ場(14:36)-神の川入口(15:18)-東野(15:42)
■ 獲得標高:上り 1,271m/下り 1,419m
■ アクセス:
 《往路》
  [鉄道]新宿(5:00)-本厚木(6:10/6:11)-新松田/松田(6:39/6:50)-谷峨(7:04)
  [バス]谷峨(7:56)-西丹沢自然教室(8:45)
 《復路》
  [バス]東野バス停(16:20)-三ヶ木(17:00)-相模湖(17:20)
  [鉄道]相模湖(17:33)-


PageTop

極上のトレイル(三ツ峠山~河口湖)

極上のトレイル(三ツ峠山~河口湖)

先月の小金沢連嶺のハイクでは、富士山を眺めながら変化に富んだコースを楽しむことができました。その近辺で似たようなコースがないかと調べていたら、数年前に登ったことのある三ツ峠山(△1,785m)が頭に浮かびました。その時は富士急行線の三つ峠駅から登り、三ツ峠山からは最短距離で中央本線の笹子駅に下山しましたが、今回は笹子駅側からスタートすることにします。ルートも変更して駅のすぐ近くを流れる船橋沢沿いの登山口(笹子東登山口)から尾根まで上がり、角研山(つのとぎやま:△1,377m)と本社ヶ丸(ほんじゃがまる:△1,630m)、さらに清八山(せいはちやま:△1,593m)を通って三ツ峠山に登り、そこから霜山(△1,301m)と天上山(△1,139m)を経由して河口湖畔に下山することにします。

今回は反対方向からのスタートで、初めて歩く区間も多いので、以前の経験は参考になりません。このルートの利点は、登山口までバスを使ったり長い舗装路や林道を歩いたりすることなく、すぐに「駅からハイク」ができるところです。また、ゴール地点の河口湖駅からは都内への高速バスが1時間に2本くらいの頻度で運行していて、これを利用すると指定席なのに鉄道より料金が500円ほど安上がりで乗り換えの手間もありません。

12月の初旬の土曜日、都内から始発電車で笹子駅に着くと、さっそく「三ツ峠山」ではなく「鶴ヶ鳥屋山(つるがとややま)」と書かれている道標に従って登山口へ向かいます。この登山口は三ツ峠山登山のメジャーなルートではないのかもしれません。自分と同じ電車から下車したハイカーは4、5人でしたが、前後を見回しても人の姿はありません。笹子駅からは周辺の山々へ向かう登山ルートがいくつもあるので、この時間にこのルートを進むのは自分1人だけのようです。
時間は午前6時を過ぎていますが、山間部とあって周囲はまだ夜のような暗さです。それでも本格的な登山道が始まる頃には、あたりは十分な明るさとなって、用意していたヘッドランプはザックにしまいます。日の当たらない船橋沢沿いの道ですが寒さは感じず、上衣は長袖Tシャツにウインドブレーカー、下はユニクロのヒートテックタイツに薄手のフリースパンツという格好で問題ありません。前日まで強かった風も収まっているようです。あたりに雪はまったくなく霜柱もごくわずかです。この登山道は小さな瀬を5回くらい横断していきます。天候や季節にもよりますが、万が一足をすべらせたときに備えて、替えのソックスはあったほうがよいかもしれません。
早朝の笹子駅船橋沢沿いの登山道何度か瀬を渡る
早朝の笹子駅船橋沢沿いの登山道何度か瀬を渡る

ルートが沢を離れると、かなりの急登が始まります。途中で脚を休めようと立ち止まっても、その急斜面にふんばるだけでも脚の筋肉を使うので休憩になっていません。また、わずかながら風があるので、じっとしていると汗をかいた体が冷えてきます。ここは上り続けるしかありません。
やがて目印となる送電線の鉄塔が見えてきて、もうひと登りすると黒野田林道の舗装路に差しかかります。法面の鉄ばしごを登って再び山道に入り、登りきったところが大月のほうから東西に延びている尾根道です。ここでようやくこの日初めて朝日を浴びることができます。意外にも、風はほぼ無風状態で日の暖かさを全身に感じます。すぐ近くには登山地図に「ヤグラ」とだけ記されている錆び付いた滑車があります。これは、かつて近くの宝鉱山で採掘したものを麓まで運び降ろすために使われたもののようです。
45度近くある急登黒野田林道を横断尾根上のヤグラ跡
45度近くある急登黒野田林道を横断尾根上のヤグラ跡

この尾根道はしばらく中央本線と中央自動車道と並行に走っていて、南側には目差す三ツ峠山御巣鷹山(△1,775m)が確認できます。裏高尾の小仏城山や美ヶ原高原と同じく、頂上付近の電波塔がその目印となっています。
これといった特徴のない角研山を8時過ぎに通過し、しばらく進むと三ツ峠山の背後に富士山の頂上だけが顔をのぞかせていることに気づきます。大月市が推奨する富士山のビューポイント「秀麗富嶽十二景」というのは、富士山の裾野がこの地域の山々によって隠されている様子を十二単(じゅうにひとえ)を身にまとった姿になぞらえたものです。その秀麗富嶽十二景の1つである本社ヶ丸に到着すると、そこからは三ツ峠山、富士山、そして本日のゴール地点に設定した河口湖がすべて見渡せる絶景が広がっています。そして、西には冠雪した南アルプスが望めます。
御巣鷹山・三ツ峠山の電波塔本社ヶ丸からの三ツ峠山と富士山冠雪した南アルプス
御巣鷹山・三ツ峠山の電波塔本社ヶ丸からの三ツ峠山と富士山冠雪した南アルプス

いつまでも見飽きない本社ヶ丸からの風景ですが、まだ先は長いので休憩は数分だけで西側にある小さな岩場から下山します。この先にもちょっとした岩場がありますが、特に危険なところはありません。この時、この日始めてハイカーとすれ違います。装備に写真の撮影機材が多いようなので、本社ヶ丸からの富士山の撮影が目的なのかもしれません。こちら側からの富士山の撮影は、時間が遅くなるほど逆光になってしまうので、午前の早い時間が理想的なのでしょう。
9時半頃に到着した清八峠からは、一度下山路として通った道に入りますが、ほとんど記憶に残っていません。そのすぐ先にある清八山も本社ヶ丸と並んで秀麗富嶽十二景の地点とされていて、頂上の2本の松の間から見える富士山は、年賀状にぴったりの構図です。ここにいた3人の先客ハイカーも写真撮影に余念がありません。
清八山から先は細かいアップダウンが続きます。これから三ツ峠山に登るのに何度も下らされるのは辟易します。そんな気分でいたせいか、下り坂でうっかり落ち葉に足を滑らせて、前のめりに激しく転倒しますが、地面が柔らかくて事なきを得ます。
やがて、御巣鷹山への急登が始まると、樹林帯の中の広い斜面となるのでルートがはっきりせず、目印の電波塔も見えなくなります。かすかな踏み跡とわずかな赤テープ、太陽の方向を頼りに登っていくと、11時頃にようやく御巣鷹山の電波塔の下を通過します。
三ツ峠山が近くなるとハイカーの姿が急に増えてきて、登るルートは違ってもやはり人気の山であることがわかります。道は霜柱が融けたのか、ぬかるんだところも出てきます。三ツ峠山の頂上に11時過ぎに到着すると、ハイカーたちの撮影会といった状態で、下からも次々に登ってくる人たちが見えます。
清八山からの富士山御巣鷹山への急登三ツ峠山から西を望む
清八山からの富士山御巣鷹山への急登三ツ峠山から西を望む

そろそろエネルギー補給が必要と思いコンビニおにぎりを1個だけ食べると、三ツ峠山荘の先から天上山、そして河口湖へと続く下山路へ向かいます。この下山路は標高図から判断するとなだらかな下り基調の道です。実際に下ってみると、走りやすい快適なトレイルが6kmほどにわたって続いています。これがなかなか貴重なトレランの練習コースに思えるのは、
 (1) 利用する人の数が少なく走りやすい
 (2) 走路上に浮き石や木の根がなく足に優しい
 (3) 常に大きな富士山に向かうようにして走れる
 (4) トレイル沿いの木々が直射日光をさえぎってくれる
 (5) 後半にゴール地点の河口湖が見えてくる
 (6) 交通の便がよい
などの理由からです。
トレイルランの定番コースというと、東京では高尾・陣馬山ルートが人気ですが、そこではハイカーの迷惑にならないよう気を遣います。また、速いトレイルランナーが後ろから来るとプレッシャーを感じ、遅いトレイルランナーを追い越すのは面倒です。その点、ここなら自分のペースで走れます。また、ほぼ下り基調でアップダウンが少ないのでスピード練習にもってこいです。
走りやすいトレイルトレイルから河口湖を望む富士山に向かって走る
走りやすいトレイルトレイルから河口湖を望む富士山に向かって走る

下山ルートのほぼ中間地点にある霜山は気づかないうちに通過。河口湖手前にある天上山に来てみると、そこは小高い丘という程度の山で、そのすぐ下には「カチカチ山」の展望台があります。この展望台で目立つのは外国人観光客の姿で、あちこちから中国語が聞こえてきます。ここにはロープウェイがありますが、それは使わず散策路で下まで降りて、すぐに河口湖駅に向かいます。駅に着いたときの時刻は午後1時20分で、三ツ峠山からは、標準時間3時間のところ、途中で風景を楽しみながらでも1時間40分ほどで下れたことになります。その20分後には、乗客の大半が中国人の新宿行き高速バスに乗り、2時間ほどで都内に戻りました。
天上山からの富士山カチカチ山の展望台展望台からの河口湖
天上山からの富士山カチカチ山の展望台展望台から河口湖を望む

今回の山行では、後半に快適なトレイルランを楽しめましたが、前半は本社ヶ丸まで1,000m以上も登り、稜線上に岩場もあるのでほとんど走れるところがありませんでした。走れる距離を伸ばしたい場合は、河口湖畔三ツ峠山の間の往復コースとするのがよいかもしれません。

■ 距離:18km
■ 獲得標高:上り 1,549m/下り 1,294m
■ 行程:
 笹子駅(6:10)→黒野田林道横断(7:25)→ヤグラ(7:53)→角研山(8:11)→
 本社ヶ丸(9:08)→清八峠(9:34)→清八山(9:40)→大幡八丁峠(9:47)→
 三ツ峠山[開運山](11:13)→四季楽園(11:25)→木無山(11:39)→
 天上山(12:51)→護国神社(13:11)→河口湖駅(13:19)
 【歩行時間 7時間09分】
■ 交通費:
 JR中央本線 都内~笹子 1,490円
 高速バス 河口湖駅~新宿 1,750円

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。