アウトドア日和

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他のアウトドア系映画

大自然を舞台にした「アウトドア系映画」は数々ありますが、その中で自分の観たものについて評価をまとめてみました。
コンチネンタル・ディバイド『Oh! ベルーシ 絶体絶命』 (103分)

主演がコメディアンのジョン・ベルーシのためでしょうか、こんな変な邦題にされてしまっていますが、原題は「Continental Divide(コンチネンタル・ディバイド)」です。これは北アメリカの「ロッキー山脈分水嶺」を意味しますが、都会の男(やり手の新聞記者)と自然の中で生きる女(鳥類学者)が出会い、引かれ合いながらもお互いの異なる道を追い求めていくという映画のストーリーを象徴しているように思われます。余談ですが、サロモンのトレイルランニング用シューズに「コンチネンタル・ディバイド」というものがあります。映画の内容はラブコメに分類されそうですが、ロッキー山脈の大自然が背景となって、さわやかな余韻が残ります。大自然の中を走る列車「アムトラック」にあこがれて、その後自分でも鉄道を使って大陸横断の旅をしました。
付記:本作品は1981年の制作で、ベルーシは1982年に薬物中毒で死亡しています。日本ではDVDになっていないので、図書館などでビデオを借りて視聴できると思います。
おすすめ度:★★★★
イントゥ・ザ・ワイルド
『イントゥ・ザ・ワイルド』 (148分)

これはアメリカのジャーナリスト、ジョン・クラカワーによる同名のノンフィクションをショーン・ペン監督、エミール・ハーシュ主演で映画化したものです。裕福な家庭に育ち、大学を卒業したばかりの青年が2年間の放浪生活の末にアラスカの荒野の中で死に至るまでの軌跡をロードムービー風に描いています。この青年の行動を「無謀」だとか「ナイーブ」「理想主義」として片づけてしまうには、あまりにも彼の魂が純粋すぎるように思われます。理想に殉じたところがチェ・ゲバラを思い起こさせます。サウスダコタ、コロラド、グランドキャニオン、アラスカの壮大な自然とともに、旅の途上で出会う人々の営みがとても印象深く描かれています。(2007年)
おすすめ度:★★★
激流『激流』 (111分)

タイトルのとおり、大自然の中の激流を舞台にしたアクション・アドベンチャー映画です。家族旅行中の一家(メリル・ストリープ演じるゲイルとその夫と息子)が逃走中の凶悪犯一行(ケビン・ベーコン演じる青年ウェイドら)と遭遇し、ともに激流下りをする羽目になります。ストーリーの設定では、ゲイルは急流下りのガイドもしていたベテランなので、行く手に待ちかまえる大激流を乗り切るには彼女の力が必要となります。もちろん、アウトドア的な見地からすると映画の見所はこの激流下りですが、ストーリー的には予想の範囲内です。難局を乗りきって、それまでのぎくしゃくしていた一家の家族関係も修復されることにもなります。
(1994年)
おすすめ度:★
ランボー
『ランボー』 (103分)

原題は「First Blood」で、「ランボー」は邦題です。ただし、この映画が日本でヒットした後はアメリカでも続編は「ランボー・シリーズ」が3つ作られました。シルベスター・スタローン扮する主人公の「ランボー」は戦争で心の傷を負ったベトナム帰還兵の悲劇という問題提起があり、単なるアクション映画とは言えません。ジャングルを思わせる山の中のアクションシーンにしても、軍隊によって戦闘マシーンに作りかえられてしまった人間の当然の反応と見ることができます。しかし、2作目以降はベトナムにアメリカ人捕虜を奪還しに行ったりアフガニスタンでソ連軍と戦ったりするなど、米ソ冷戦を反映したのか、ひどいアメリカ愛国主義映画になってしまいました(そういえば、『ロッキー』もそんな運命をたどった映画です)。また、1作目ではランボーは一人も「追っ手=敵」を殺害していませんが、その後は殺人マシーンになってしまっています。このあたりは興行的な配慮があってのことでしょう。
(1982年)
おすすめ度:★★★
クリフ・ハンガー
『クリフ・ハンガー』 (113分)

標高4千メートル級の雪山を舞台とする山岳アドベンチャー映画で、これもシルベスター・スタローン主演の映画です。タイトルの「クリフ・ハンガー」は、「崖にぶら下がる状態」すなわち「手に汗握る状況」という意味でしょうか。ただし、ストーリーは断崖絶壁でのスリルよりも、悪役との戦闘シーンがメインで、本格的な雪山登山のシーンを期待するとがっかりします。
(1993年)
おすすめ度:★
コールド・マウンテン
『コールド・マウンテン』 (155分)

アメリカの南北戦争を背景に、当時の歴史状況、大自然の中でのアドベンチャー、出征した男と一人残された女の純愛を描いた映画です。最初にチャールズ・フレイジャーの原作を読んで、その地味ながら独特の文体から醸し出されるリアリティーを味わったので、この映画にも期待をしましたが力足らずだったようです。脱走兵となった男は、戦場から故郷で待っているはずの女のもとへ数百キロの危険に満ちた道を歩いて戻ろうとします。二人が数々の苦難を乗り越えて生き延びようとする中での葛藤や成長がいちばんの見所になるはずですが、2時間足らずの映画でそれを描き切ろうとするのは無理がありそうです。
この映画でアカデミー助演女優賞を獲得したレネー・ゼルウィガーの演技も、身ぶり手ぶりや訛りの強い言い回しがどことなく不自然に感じました。映画を見終わって一つ思ったのは、雪道のトレイルランもやってみたい、ということでした。
おすすめ度:★★
劔岳 点の記
『劔岳 点の記』 (139分)

この映画は、100年前、日本全国の正確な地図を作成することを任務とする測量隊と、日本山岳会とが劔岳初登頂をめざして競い合っていた当時の状況を描いたものです。
かなり期待していたので、レンタル開始の日にさっそく借りてきて見ました。ですが、2時間半近く睡魔をこらえながらの視聴となりました。撮影の大変さは想像できますが、映画としての完成度はいまひとつのようです。史実を正確になぞったのかもしれませんが、登場人物の所作やセリフが不自然なくらい淡々としていて、盛り上がりに欠けていることは否めません。もう一つ気になったのが、雄大な自然の映像の背景に流れるビバルディの四季の音楽です。このあたりは監督の好みなのかもしれませんが、NHKの「名曲アルバム」風になってしまっていて、もう少し工夫の余地があったのでは、と思います。
おすすめ度:★
ザ・ロード『ザ・ロード』

人類の文明が崩壊した未来、自然もすっかり荒れ果てた世界をひたすら南へ向かって旅する父親と息子の絶望的な姿を描いた作品です。ピューリッツァー賞を受賞したコーマック・マッカーシーの原作小説を読んだのが先で、果たしてそのような世界をうまく映像化できたのか興味があったのでビデオを借りてきて視聴しました。
映画は原作をかなり忠実になぞっていて、自分で思い描いていたのとほぼ同じようなシーンが続きます。生き延びるために人間同士が盗み合い殺し合う世界で、幼いながら、ひたすら「善い人間」であろうとする息子の言動が印象的です。この息子を必死で守ろうとする父親役は、「トレイルランナー向け映画」で紹介した『ロード・オブ・ザ・リング』に出演したヴィゴ・モーテンセンが好演しています。
全体に画面もストーリーも暗いので、この映画に寓話的な意味を見い出そうとする人以外にはあまりおすすめできないかもしれません。
おすすめ度:★★
127時間『127時間』

この映画では、アウトドア好きの、しかし少々不器用なところもある青年が、荒野の中で岩に挟まれてから自力で脱出するまでの127時間が描かれています。この映画の元となった実際の事故については、数年前に大きなニュースとなったときに知っていたので、事故に至った経緯と、主人公の心の葛藤がどのように描かれているかに注目して見てみました。地形に詳しく、ロープを使っての垂直下降やビバークに手慣れていたものの、単独行で、だれにも行き先を伝えていなかったことが悲劇を招きます。ただし、この映画は「登山届けはきちんと出しましょう」のような教訓などではなく、人間の「生への執着・情熱」を描いていて、腕の1本くらいなくても人生は生きるに値する、と伝えているようです。
おすすめ度:★★★

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トレイルランナー向け

トレイルランニングに関するビデオというと、専門雑誌の付録になっていたりするDVDくらいしかありませんが、自分にとってトレイルを走ることのイメージをふくらませてくれた映画がいくつかあります。
ロード・オブ・ザ・リングロード・オブ・ザ・リング3部作

アカデミー賞4部門を受賞したファンタジー映画の傑作です。トルーキンの原作を読んだ方が先でしたが、この映画が原作への尊敬と愛を込めて制作されたことがよくわかります。「旅の仲間」(2時間58分)「二つの塔」(2時間59分)「王の帰還」(3時間20分)の3作合わせて9時間超の大作ですが、全編通してこれが見事に「山岳レース」です。文字通り山あり谷あり、断崖絶壁ありの命がけのトレイルで「長谷川恒夫カップ」や「北丹沢耐久レース」直前のイメージトレーニングに最適ではないでしょうか。もちろん、映画のテーマは単純な冒険と正義の戦いというのではなく、善と悪、生と死、人間の強さと弱さ、気高さと醜さ、友情と裏切り、破壊と建設などが重層的に描かれ、映画を見終わっても考えさせられることが多々あります。公開当時から話題のCG技術は今見てもすばらしく、音楽も非常に効果的に使われています。ロケが行われたというニュージーランドでトレイルランしたくなる映画です。
おすすめ度:★★★★★
木枯らし紋次郎木枯らし紋次郎シリーズ (1話60分完結)

自分にとってトレイルランのイメージの原点となっている作品です。その昔、テレビの深夜放送帯に放映された中村敦夫主演の時代劇シリーズで、オープニングのテーマ曲と、山中の峠道を孤独に早足で歩く無宿渡世人に漂泊へのあこがれを抱いた人は多かったのではないでしょうか。(そんなトレイルランのイメージは、初めて参加した「長谷川恒夫カップ」で見事に打ち砕かれました。実際のトレイルランは、大集団での「山登り+ラン」ですね)作品自体は、芥川隆行氏のドキュメンタリー風のナレーション、旅情を誘う風景、リアルな立ち回りシーン、そして何よりもニヒルでクールな「木枯らし紋次郎」が大きな魅力です。発売されているBOX Iのセットだけでも、第2話「地蔵峠の雨に消える」、第3話「峠に哭いた甲州路」、第6話「大江戸の夜を走れ」、第13話「見かえり峠の落日」、第15話「背を陽に向けた房州路」、第16話「月夜に吼えた遠州路」など、タイトルもトレイルコースが目に浮かんでくるようなものが多くなっています。
おすすめ度:★★★★
フォレスト・ガンプ一期一会フォレスト・ガンプ 一期一会 (142分)

トレイルランとは関係ない映画ですが、映画の途中で主人公がアメリカ大陸を東端から西端まで何度もランニングで往復する超ウルトラマラソンのシーンが出てきます。彼が走ることに何か哲学的な意味があるのだと思い込んでいる人々に対し、彼が最後にひとことだけ言うシーンがまたいいですね。
おすすめ度:★★★★★

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サイクリスト向け

自転車、特にレースに関するDVDというと、ツール・ド・フランスをはじめとするロードレースのドキュメンタリーが中心のようです。室内でローラー台を使って練習するシリアスなホビーサイクリストの中には、そうしたビデオを見ながらペダルを回している人もいると聞きます。月に1、2回長めのサイクリングをするくらいの私でも、ヒルクライム大会が迫った時期の雨の日などは、トレーニングジムでエアロバイクを1時間ほど使ったりします。そんな単調な練習のときには、やはり音楽を聴いたり、ビデオを見たりしたくなります。実際のレースのビデオは、個々のチームや選手について知らないこともあって、あまり見る気がしません。そんな中、ストーリー性があって、練習しながらでもつい引き込まれて見てしまうビデオをリストアップしてみます。もちろん、普通に部屋の中で観賞してもいいものばかりです(ジムでエアロバイクを使うときは、ビデオデータを携帯電話にダウンロードし、それを操作盤の上に載せ、ヘッドフォンを付けて再生しています)。練習では、1回で見終えることのできる1時間前後のビデオが適しています。

ベルヴィル・ランデブーべルヴィル・ランデブー (1:17:22)

日本製アニメにはない、独特な雰囲気のフランスのアニメです。自転車レースそのものを題材にしたストーリーではないのですが、ユーモアとサスペンスが満載で、映像の持つ力にも圧倒されます。見所としては、特徴あるキャラクターの描き方、アメリカを小馬鹿にしたような情景、トラウマを抱えた犬(ブルーノ)の活躍、おばあちゃんたちの恐るべきヒルクライム能力などがあげられます。
おすすめ度:★★★★★
茄子アンダルシアの夏茄子アンダルシアの夏 (0:46:14)

このアニメをテレビで初めて見たときは、実写のロードレースビデオよりも臨場感を感じました(スペインのステージレース「ブエルタ」が舞台)。スペインのアンダルシア地方の風景、自転車と選手の動きも細かく丁寧に描かれ、それに切ないストーリーが加わって、傑作アニメに仕上がっています。最後の逃げとラストスパートあたりでは、エアロバイクをこぐ足もケイデンス(回転数)が100以上に跳ね上がります。スペインらしく、ギターのBGMもナイスです。おすすめ度:★★★★★
茄子 スーツケースの渡り鳥茄子 スーツケースの渡り鳥 (0:54:06)

日本の「ジャパンカップ(宇都宮開催)」を舞台にした、シリーズ第2弾です。選手の心理的な葛藤をより深く描こうとしたように思われます。これもゴールまでの競り合いのシーンでは、思わずペダルを踏む足に力が入ります。1時間近くエアロバイクを使うので、600kcal近く消費し、距離にして30kmくらいの運動になります。シリーズ第3弾が待たれます。
おすすめ度:★★★★
トップランナートップランナー (1:42:33)

スポーツ根性ドラマ(スポコン)、特に実在の人物を扱ったものというと、たいていはつまらないものと相場が決まっていますが、この映画は例外の1つです。1時間でトラックを何周できるかを競う自転車競技での世界記録保持者、スコットランドのオブリー選手の苦悩と栄光の物語で、実際の競技よりもそこに至る過程が丁寧に描かれています。自転車のメカが好きな人にとっても興味深いことでしょう。なお、この映画でオブリー選手のマネジャーのマルキー役で出演しているビリー・ボイドは、「おすすめDVD・トレイルランナー向け」で紹介した『ロード・オブ・ザ・リング』で、ホビットのピピン役で出ています。
おすすめ度:★★★★
ブレイキング・アウェイブレイキング・アウェイ 【未視聴】

原題Breaking Away。青春スポコンドラマらしいです。傑作だという評判ですが、残念ながらまだ見ていません。日本ではまだDVDが出ていないようです

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