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甲武信ヶ岳へ輪行登山

甲武信ヶ岳へ輪行登山
甲武信ヶ岳へ輪行登山
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電車と自転車で登山口にアクセスし、山に登ったあと自転車と電車で帰ってくる「輪行登山」はこれまでに3回(2009年11月:三峰口~両神山、2012年9月:塩山~金峰山、2013年9月:韮崎~金峰山)行っています。「両神山」(△1,723m)は自宅から比較的近い秩父にある標高2,000mに満たない山なので、始発電車で出かけても日帰り登山が可能です。一方、山梨と長野の県境にある「金峰山(きんぷさん)」(△2,599m)の場合は、登山口まで自転車で1,000mもしくは2,000m登らなければならないので、早朝から登山を開始するとなると、終電で輪行し、最寄り駅から真夜中にスタートしなければなりません。
今回は同じ輪行登山でも、ちょっと違ったパターンを試してみます。登る山は州(山梨県)、州(埼玉県)、州(長野県)の境にある「甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)」(△2,475m)ですが、最寄り駅の塩山から登山口までの標高差は700mほどで距離も20kmくらいしかありません。終電で出かけても登山口には真夜中に着いてしまう計算になります。
そこで、前日に塩山周辺で1泊し、そこから早朝に出発することにしました。ビジネスホテルなどは最低でも4,000円くらいするので、健康ランドのようなところを探したところ、塩山駅の先にある石和温泉駅の近くに2,000円で滞在できる24時間営業の店を見つけました。ここで仮眠をとり、午前3時ごろに自転車でスタートすれば、ちょうどよい時間に登山口に着けそうです。
金峰山と甲武信ヶ岳へのアクセス
金峰山と甲武信ヶ岳までの標高グラフ
金峰山と甲武信ヶ岳へのアクセスと標高

9月最後の週末の昼過ぎ、普通列車を乗り継いで石和温泉駅へ向かいます。列車はどれも空いていて、ずっと座ることができて楽な輪行です。
まだ明るいうちに石和温泉の入浴施設に着くと、早めの入浴と食事を済ませ、夜8時には寝る態勢に入ります。休憩室は大広間のようなところで、この時間はまだ空いています。といっても、こんなに早く眠れるはずもありません。また、空気枕と耳栓、アイマスクを用意していましたが、周囲はまだ騒がしく小さくて硬い枕にも慣れず、眠ったというより体を休めただけの状態で登山口に向けて午前3時半に出発します。
塩山からスタートする予定を石和温泉からに変えたので、距離は約30kmに延びましたが、国道140号線(雁坂みち)はこの時間交通量が少なく快適です。ただし、ここから「甲武信ヶ岳」の登山口まではずっと登り基調なので、登山のための体力温存を考慮すると、時速10kmで所要時間は3時間と見積もります。
石和温泉の入浴施設午前3時半に出発夜間走行
石和温泉の入浴施設午前3時半に出発夜間走行

市街地を抜けると空が白み始めてきますが、早朝の気温は9℃と、自転車で風を切って走るとやや肌寒い感じです。その代わり、8%を超える勾配が何度か続いてもあまり汗をかかずにすみます。「広瀬ダム」を通過するころには、山の上に日差しが当たって明るくなり、この日もよい天気になりそうです。
登山口のある「西沢渓谷入口」には、6時半ごろに到着です。無料駐車場のフェンスに2つのワイヤーキーで自転車を固定すると、すぐに登山道へ向かいます。
後半に連続する登り坂広瀬ダムを通過西沢渓谷入口に到着
後半に連続する登り坂広瀬ダムを通過西沢渓谷入口に到着

以前の「輪行登山」では、徹夜で自転車のペダルを回してからすぐの登山だったので、それまでにかなり体力を消耗していました。今回は、温泉の効果もあってか、まずまずの体調です。
遊歩道に入ってしばらく進むと2つの登山口(「近丸新道」と「徳ちゃん新道」)があります。往路の登りには「徳ちゃん新道」を使うことにします。登山道の序盤は小石や岩のない、歩きやすい土の斜面ですが、稜線に近くなると岩の露出した部分も増えてきます。前後には思ったほどハイカーの姿は見あたりません。いったん開けたところに出ると、周囲の山々が見渡せ、南にこの日初めて富士山が望めます。もう1カ月くらい季節が進めば紅葉も見ごろになるのでしょう。登山道を登り始めて2時間、2つの登山道の合流地点に到着し、「戸渡尾根」に入ります。
徳ちゃん新道を登る南に望む富士山と広瀬湖2つの登山道が合流
徳ちゃん新道を登る南に望む富士山と広瀬湖2つの登山道が合流

この先は急登が続くので、落ちていた枯れ枝を拾ってストック代わりにします。段差のあるところは腕の力を使って体を持ち上げられるので、また登ることがあればストックを持参するのがよさそうです。
稜線上にある「木賊山(とくさやま)」(2,469m)は登る予定がなかったものの、巻き道がよくわからなかったので、とりあえず通過します。山頂からの眺望はありませんが、少し下ると正面にこの日の目的地の「甲武信ヶ岳」が、その特徴の山腹の崩落跡とともに目に入ってきます。いったん鞍部まで下ると、そこに「甲武信小屋」があります。この時間はあまり人影もなくひっそりとしています。
木賊山を通過甲武信ヶ岳を臨む甲武信小屋を通過
木賊山を通過甲武信ヶ岳を臨む甲武信小屋を通過

甲武信小屋」から山頂までは急登ながら距離は短いので、一気に登っていきます。出発から約4時間、頂上に着くと、10名前後のハイカーがすでにここからの眺望を楽しんでいます。南には「木賊山」と富士山、西には「金峰山」が臨めます。
10分ほど休憩したあとで、さっそく下山にかかります。小屋番の方がカレーライスを食べている「甲武信小屋」でポカリスエット(400円)と水(50円)を補給し、今度は「木賊山」の巻き道を通って先を急ぎます。ここは走りやすい登山道です。往路では気づかなかった巻き道と「戸渡尾根」の分岐(道標には「甲武信ヶ岳-破風」と表記)で方向を変えて南下を続けます。
南の木賊山と富士山西の金峰山巻き道で戸渡尾根へ
南の木賊山と富士山西の金峰山巻き道で戸渡尾根へ

再び「近丸新道」と「徳ちゃん新道」の分岐点に着き、「近丸新道」を選ぶと急な下りが始まります。登りより楽なことは確かですが、傾斜が急すぎるのと足場が悪いので、まったくスピードが出せません。我慢の歩きを続けていくと、次第に瀬の音が大きくなってきて、やがて登山道が「ヌク沢」の川筋に合流します。ここから瀬を渡って、崩れやすい砂質の道を進むと、やがてトロッコの古いレールが何度か現れます。この部分は段差がなく平坦部分も多いので、短い距離ながら、ようやくトレイルランらしい走りが楽しめます。そして、「近丸新道」の入口には午後1時40分ごろに到着。「甲武信ヶ岳」の頂上を出てからの所要時間は3時間をわずかに切るくらいです。駐車場で自転車を回収し、さっそくお待ちかねのダウンヒルです。午後の日差しは強く、気温は20℃を超えてセミまで鳴いていますが、ほとんどペダルを回さずに風を切って下っていれば快適です。途中ミスコースしながらも、塩山駅には1時間後の午後3時ごろに到着。再び輪行で帰宅の途につきました。ここでも列車は空いていて、ゆっくり休みながら自宅の最寄り駅には午後5時過ぎに帰り着きました。
ヌク沢沿いの登山道トロッコのレール上を走る塩山までダウンヒル
ヌク沢沿いの登山道トロッコのレール上を走る塩山までダウンヒル


<自転車>
石和温泉(3:32)-三日市場(4:44)-徳和入口(5:26)-広瀬ダム(6:18)

<登山道>
西沢渓谷入口駐車場(6:35)-徳ちゃん新道入口(6:56)-近丸新道との合流点(8:38)-破風山への分岐(10:08)-木賊山(10:15)-甲武信小屋(10:28)-甲武信ヶ岳(10:42)-甲武信小屋(10:57)-戸渡尾根との合流点(11:21)-近丸新道へ(12:27)-ヌク沢(13:10)-近丸新道入口(13:38)-西沢渓谷入口駐車場(13:55)


■ まとめ ■

甲武信ヶ岳には、長野県側の毛木平から登るルートもありますが、東京方面からは今回の南からのルートが便利です。石和温泉から登山口までの標高差はそれほど大きくなかったので、体力をあまり消耗せずに日帰り登山することができました。筋肉痛は脚にではなく、枯れ枝のストックを使った腕に出ています。
ウェアは、上は長袖Tシャツにベスト、下は七部丈のドライパンツでした。当日の気温は早朝こそ肌寒かったものの、山登りにはちょうどよく、短い裸尾根や頂上以外でしか直射日光を浴びることはなく熱中症の心配もありませんでした。念のため用意していたフリースの上着もウインドブレーカーも使いませんでした。運動量が大きかったので水分の消費量は大きく、ペットボトル4本分くらいになりました。
ハイカーは予想したほど多くありませんでしたが、これから紅葉の時期になれば、その数はもっと増えてくるのではないかと思います。山に登らず、西沢渓谷の散策だけをする人が多いのかもしれません。
車で登山口まで行く「マイカー登山」という言葉がありますが、自転車を使った「輪行登山」がもっと広まってもいいのではと思います。山の自然だけでなく、そこにたどりつくために環境を汚さないという点で、より自然に優しいアウトドア活動と思うからです。
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コメント


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輪行トレラン(登山?)良いですね!!
Bilboさんのコースを参考にして
いつか走ってみたいです♪

のりぞー | URL | 2013-10-08(Tue)21:52 [編集]


のりぞー さんへ

コメントありがとうございます。

アウトドアのイベントやレースもいいのですが、
最近は、自分でコースや時間を決めて勝手に
走るほうに興味が向いています。
とはいえ、第1回南アルプス櫛形山トレイル大会
というのに申し込んでしまいました。せめて会場
には輪行で行こうと思っています。

ウルトラが走れるのりぞーさんなら地足はできて
いると思いますので、山でも問題ないと思います。
ぜひお試しを。

Bilbo | URL | 2013-10-08(Tue)22:19 [編集]


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