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櫛形山トレイル大会《本番》

櫛形山トレイル大会《本番》

櫛形山トレイル大会コースマップ


■ 前日~スタート

北伊那ケ湖の紅葉11月も半ばを過ぎ、初雪が降ったばかりという山梨県南アルプス市の「櫛形山」周辺で開催された「第1回南アルプス櫛形山トレイル大会」に参加してきました。レースと呼ばれるものに参加するのは昨年の「奥武蔵グリーンライン・チャレンジ42.195km」以来ですが、今回が第1回目の大会で、定員が100人というマイナー感が気に入って走ることにしました。2週間前にはコースの一部を試走してみて、完走できそうだという感触も得られました。

南アルプス市へのアクセスは少し不便で、大会の受付場所の近くで前泊するのにちょうどいい宿泊施設も見あたりません。そこで開会の前日、自転車を担いでJR中央線の石和温泉駅まで行くことにします。この駅の近くには24時間営業の「石和健康ランド」(屋根付き駐輪場あり)があって、翌日の早朝に自転車で受付場所に向かうという計画です。
石和温泉駅前で自転車を組み立てて健康ランドに来てみると、施設の中はそれほど込んでおらず、入浴と食事を簡単に済ませると、すぐにテレビ付きのリクライニングチェア(ほぼ水平に倒れます)で仮眠の準備をします。持参のイヤフォンとアイマスク、空気枕を使いますが、やはり大きなイビキをかくお客がいて安眠はできません。それでも、1~2時間は眠れたようなので午前3時に再び湯船に浸かって体を温め、4時過ぎに自転車で受付場所に向かいます。深夜の気温は低いものの、ゆっくりと走っていれば体温を維持でき、風で体温を奪われることはありません。それでも無防備な足先が寒さでしびれてくると、途中で2回ほどコンビニに入って体を温めながら進みます。

予定通り6時過ぎに受付場所に到着すると、すでに駐車場には参加者の車が何台も停められていて、スタート地点までの送迎バスも待機しています。そのバスに乗り込むと、すぐに「南アルプス市県民の森」方面へ向けて出発します。朝焼けの空には富士山もはっきり見えて、この日はよい天気になりそうです。
石和健康ランド健康ランドの駐輪場自転車での夜間走行
石和健康ランド健康ランドの駐輪場自転車での夜間走行


■ スタート~第1エイド

この時の「南アルプス市県民の森」の気温は2℃前後。集まってきたランナーたちは、長袖アンダーもしくはアームウォーマーにTシャツという姿が多いようです。このレースを2時間あまりで走るという招待選手の栗原選手はさすがに軽装です。自分の装備といえば、耳当て付きランニングキャップ、ネックウォーマー、ヒートテックアンダーシャツにサイクリング用長袖ジャージ、ヒートテックタイツにランニングパンツ、寒さ対策の簡易スパッツ、そして二枚重ねの手袋です。背負うナップサックにはアミノ酸飲料を入れたハイドレーションシステムが入っています。シューズの選択には迷いましたが、無難にサロモンのスピードクロス2にしました。
そしていよいよスタートの時間を迎えます。定刻より数分遅れのスタートでは、トライアスロンで使われているようなゆるいラッパ音が緊張を和らげてくれます。ここからの5kmは、「中尾根登山道」を一気に1,200メートル近く登ります。先頭集団以外、たいていのランナーはここを走らず早歩きで黙々と登っていきます。登山道は十分幅があって、参加人数もそれほど多くないこともあり、大きな大会でありがちな渋滞は起こりません。そして、試走のときよりも早いペースで第1エイド(2.5km地点)を通過します。これは通過制限時間の30分前です。ここまでで大量の汗をかいたので、水分を補給するとともに、ネックウォーマーとウインドブレーカーを脱ぎ、手袋もインナーだけにします。
スタート前の風景中尾根登山道を登る第1エイドを通過
スタート前の風景中尾根登山道を登る第1エイドを通過


■ 第1エイド~アヤメ平~唐松岳

第1エイドを過ぎても早歩きでの登りは続きます。ランナーはみな、ほぼ同じペースで進んでいるように思えます。ようやく登りが終わり平坦路に入ると、標高2,000メートルにあるトレイルの一部には初雪の名残が見られますが、滑る心配はありません。それよりも、寒さが増してきて、それまでの登りで火照った体が急速に冷やされます。そうなると走って体を温めるしかありません。ところが、このとき両脚が圧迫されたような感覚に襲われ、今にもつりそうな気配です。登りで酷使した太腿の筋肉が冷えて、一時的にけいれんを起こしたようです。なるべく違う筋肉を使うように気をつけながらジョギングペースで進み、回復を待つことにします。すると次第に痛みが和らぎ、普通に走れるようになります。「アヤメ平」を過ぎて「丸山登山道」に入ると今度はずっと下り坂になり、途中で南東の方向には富士山が、そして西には葉を落とした唐松の林越しに南アルプスの山々が望めます。「唐松岳」(△1,856m)を過ぎて樹林帯に入ると、登山道はワイルドになって倒木を何度もまたぐようになります。降り積もった枯葉でトレイルも見分けにくくなります。ただし、赤リボンやレースのコース標示が随所にあるのでミスコースの心配はありません。この区間はトレイルランの醍醐味を味わえるところです。
さらに続く登り南東に富士山を望む冠雪した南アルプス
さらに続く登り南東に富士山を望む冠雪した南アルプス


■ 第2エイド~平成峡遊歩道入口

丸山登山道」から林道に降りたところにある10km地点の第2エイドに到着すると、制限時間までは3時間弱と余裕があります。他のレースに比べて制限時間がゆるめなのが助かります。しかし、ここからこのレースの後半の登りが始まります。300mほどの高度差ですが、すでに1,000m以上登ってきた脚にはかなりの負担となりそうです。エイドのテーブルで水分を補給し、甘いお菓子をいただいてから2kmほど続く林道の登りへと進みます。舗装されている道とはいえ、勾配のきついところは走れずに早歩きで進みます。すると「平成峡遊歩道」の入口でランナーを登山道へ誘導する大会スタッフが立っています。ここから再び山道に入って急な階段を上り始めると、突然また脚がつりそうになります。痛みをこらえ、歩幅を小さくしてゆっくりと登り始めると、次第に筋肉の硬直は収まり、普通に歩けるようになります。
第2エイドを通過櫛形山林道を登る平成峡遊歩道へ
第2エイドを通過櫛形山林道を登る平成峡遊歩道へ


■ 平成峡遊歩道入口~第3エイド

平成峡遊歩道」に入ってしばらくすると眼下に沢が見え、なおも登ると「白龍の滝」や「水神の滝」などの小さな滝があり、3個所ほど沢渡りをします。路肩の狭い個所もあり、足元に神経を集中させる必要がありますが、かえって脚の痛みを忘れることができて好都合です。
もみじ平」に出て「北尾根遊歩道」を「見晴らし台」方面に進むと、すぐに「北尾根登山道」に合流して14.5km地点の第3エイドに到着します。ここからゴールまでは試走で走った区間なので、かなり気が楽になります。
白龍の滝を通過水神の滝を通過第3エイドを通過
白龍の滝を通過水神の滝を通過第3エイドを通過


■ 第3エイド~ゴール

北尾根登山道」を順調に下っていくと、ペースダウンしていた2人のランナーをパスします。そして、舗装路に出たところでゴールまでの約2.5kmをジョギングペースで下っていくと、今度は山の中でパスされたランナー2人を抜き返し、最後の数百メートルの激下りはラストスパートをして12時半にゴール。自分の名前がコールされ、ゴールテープまで用意してくれて、このあたりは小規模大会ならではのサービスです。レースの記録は予想していたよりも30分以上早いタイムです。
ゴール後に参加賞の南アルプス市名産あんぽ柿とバナナ、カップヌードル、ペットボトルの水を受け取り、着替えをすませると、すぐに駐車場へと登り返し、ちょうど到着していた送迎バスに乗り込みます。このバスで南アルプス市内の受付場所まで戻ってくると、すぐに自転車にまたがって今度は甲府駅に向かいます。昼過ぎの甲府盆地は予想外に暑く、汗をかきながらの走行となります。ただし、ランと自転車では使う筋肉が違うようで、思ったほど疲労を感じないまま甲府駅に到着します。輪行袋をかついでホームに降りると、ちょうど入線してきた始発の特急電車に乗り込んで楽に帰宅することができました。
ゴール地点参加賞のあんぽ柿甲府駅に到着
ゴール地点参加賞のあんぽ柿甲府駅に到着


◎ タイム

《レース》17.7km
スタート(8:05)-第1エイド(8:53)-唐松岳(10:10)-第2エイド(10:47)-平成峡入口(11:07)-白龍の滝(11:32)-水神の滝(11:38)-もみじ平(11:49)-北尾根登山道(11:56)-第3エイド(12:00)-標高1200m(12:08)-標高1100m(12:12)-標高1000m(12:16)-ゴール(12:30)

《自転車》
往路(石和温泉~南アルプス市)18.8km(4:17~6:10)
復路(南アルプス市~甲府駅)13.6km(13:15~14:05)


◎ 付記

今回が第1回目の大会ということなので、今後に期待することをまとめてみます。
<できれば改善してほしい点>
・受付場所が市の駐車場となっていて、マイカーでの参加を前提にしていると思われること。自然の中でのスポーツ大会なので、もう少しエコ意識があってもいいのでは?
・参加賞のあんぽ柿(市価680円×2)は、下手なTシャツやタオルよりもずっとうれしいものの、参加賞はなしにして参加費を1,000円くらい下げてくれればもっとうれしい。
・近くの日帰り温泉施設などを受付場所にしてほしい(最寄りの駅までの送迎付き)。
・このコースではかなり有効と思われるストックの使用は禁止となっていますが、トレイルの保護がその趣旨であれば賛成なので、そのあたりを明記するといいと思います。
・レースの詳細を記した案内が届いたのが1週間前だったので、もう少し早めにほしい。
<評価したい点>
・最初の登りは苦しいものの、コースが変化に富んでいて、特に下りの走りを楽しめるところ。
・シャトルバスでの送迎がスムーズだったこと。
・エイドステーションではない場所に大会スタッフが立っていて応援してくれたこと。
・これはよいのか悪いのかわかりませんが、普通のハイカーが少なくて(すれ違ったのは3人くらい)走りやすかったこと。

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コメント


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お疲れさまでした!!

参加人数が100人というのはなかなか良いですね
自分が走った風の谷ウルトラも122人だったのですが
こじんまりとして良い感じでした

自転車で参加というのも素敵です

メジャーな大会も良いですが
主催者が一所懸命な小さな大会は応援したくなりますね!

来年はランかブルベでご一緒できるのを楽しみにしています!

のりぞー64 | URL | 2013-11-19(Tue)22:50 [編集]


コメントありがとうございます

最近はブルベのように「ゆるい」スポーツイベントにしか
参加しなくなっています。この大会もただ山を走りたいと
いう人が集まっている素朴なものでした。
自転車での参加は、ブルベの出発地点への自走と同じで
20km前後の距離なら当たり前になりつつあります。
来年はどこかのランとブルベでお会いできると思います。
ウルトラにも挑戦したいので、よろしくお願いいたします。

Bilbo | URL | 2013-11-20(Wed)01:04 [編集]


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