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アウトドア日和

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富士山日和の伊豆山稜線歩道トレラン

富士山1富士山2富士山3
富士山4富士山5富士山6
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東海バス路線図
ルートマップバス路線図

今回は、トレランのガイドブックで「少し長いコースに挑戦したい人におすすめ」と紹介されていた静岡県伊豆半島にある「伊豆山稜線歩道」を走ってみることにしました。このコースは半島西部にある標高600~1,000mのいくつかの山と峠をつなぐ30.5kmのトレイルで、これを利用したトレイルラン大会も毎年開かれているようです。

■ 出発前

深夜の品川駅スタート地点となる「戸田(へだ)峠」(△725m)の最寄り駅である修善寺から7:38に出る始発バスに乗ろうとすると、品川駅まで行って東海道線の4:35発の熱海行き始発電車に乗らなくてはなりません。しかし、そんなに早く品川まで行く電車がありません。そこで、前日の深夜に品川に行き、そこで朝まで待って目的の電車に乗ることにします。
午前1時前に新宿で品川方面行きの山手線に乗ると、品川の1つ手前の大崎止まりの電車でした。歩いても大した距離ではないので、大崎から品川まで歩くことにしましたが、このあたりは山手線の線路が大きくUターンするように方向を変えるところなので、線路沿いを歩くと逆方向に進んでしまうことになります。ここは以前、昼間に自転車で通ったときも道に迷ったところで、汗をかきながら30分ほど歩き回り、ようやく品川に到着します。途中には「御殿山」という高台があって、すでにトレイルランが始まっている感じです。
ファミレスで始発電車を待つ品川駅に近い24時間営業のファミレスに入ると、予想通り終電を逃したらしいお客が多く、その半数くらい(20人前後)はテーブルに突っ伏して寝ています。金曜深夜のいつもの光景なのかもしれませんが、ソファーの椅子に横になっているお客は店員から起きるよう注意されています。ここ数年参加しているブルベでも、400kmや600kmの距離を走るとなると途中のファミレスを仮眠場所にするサイクリストもいるらしいのですが、周囲への迷惑や見た目からも、ちょっと考え直したほうがいいのではと思えます。
伊豆箱根鉄道で修善寺へこのファミレスで軽い食事をして1時間半ほど時間をつぶしたあと熱海行きの始発電車に乗り込み、三島を経由して伊豆箱根鉄道の修善寺駅には7時半前に到着します。気温は思ったほど低くはなく、空は朝から快晴です。電車の中で眠気は感じず、結局、前の夜から一睡もしないで30kmの山道を走り始めることになります。修善寺の駅前から「戸田」行きのバスに乗りますが、自分以外の乗客はカメラ用三脚をかついだハイカー1人だけです。



■ 戸田峠~達磨山

だるま山高原レストハウス修善寺から戸田峠に向かう県道18号線は、自転車で走っても気持ちよさそうな道で、この時間帯は交通量もあまり多くありません。これから走る「伊豆山稜線歩道」は、途中に水場もトイレもないということなので、「戸田峠」手前の「だるま山高原レストハウス」でバスを降ります。ここからは駿河湾、沼津市街、愛鷹(あしたか)山の向こうに富士山が眺められます。山梨県側とは異なり、静岡県側から海越しに見る富士山も風情があります。その東側には、太古の昔、伊豆半島が本州にぶつかってできたという丹沢山地も見えます。
レストハウスから「戸田峠」までは1.8kmの距離です。自然歩道もあるようですが、その入口がわからなかったので県道をそのまま登っていきます。この県道は路側帯が狭いので車が通るたびにちょっと緊張します。そして8時半ごろに「戸田峠」に着くと、その駐車場の脇にある入口から山道を登り始めます。すると、間もなく眼下に戸田の集落と戸田港が見えてきます。
県道18号線で戸田峠へ戸田峠のトレイル入口戸田港を望む
県道18号線で戸田峠へ戸田峠のトレイル入口戸田港を望む

また、ここから先の開けた尾根では、振り返るといつでも富士山を見ることができます。さらに登り続けると、山腹を取り巻くように「西伊豆スカイライン」が走っている光景が広がり、群馬県の渋峠を思い出します。コース序盤での一番のピークである「達磨山」(△982m)に着くと、同じバスで先に「戸田峠」まで来ていたハイカーが富士山を撮影しています。装備からすると、ハイキングというよりも、この写真撮影が目的のようです。富士山の西側には冠雪した南アルプスも見えます。
背後の富士山達磨山へのルート達磨山の頂上からの絶景
背後の富士山達磨山へのルート達磨山の頂上からの絶景



■ 達磨山~仁科峠

達磨山」から先ではアップダウンの少ない開けた稜線上を気分よく走れます。「古稀山」(△870m)、「伽藍山」(△867m)を順調に通過したあと一気に坂を下って、10時過ぎに「船原峠」(△570m)に到着します。体調が悪ければ近くのバス停で修善寺に戻ることもできますが、睡眠不足以外は問題がありません。2週間前のトレラン大会のあとで痛みが出ていた右膝の関節も、なんとか持ちこたえられそうです。ここから再び登りが始まりますが、それまでの稜線とはうって変わって、トレイルは樹林帯の中に入って眺望もなくなります。「棚場山」(△753m)を10時半に通過すると、いくつか小さな峠がありますが、風景は単調で距離を稼ぐだけの走りとなります。「達磨山」以降、コース上には誰も見かけていません。横に見え隠れする「西伊豆スカイライン」だけが風景のちょっとしたアクセントになってくれます。
開けた稜線上を走る船原峠を通過樹林帯の中を走る
開けた稜線上を走る船原峠を通過樹林帯の中を走る

樹林帯から再び稜線上のトレイルに出て11時過ぎに通過した「土肥峠」(△720m)では、「持越温泉バス停」へ通じる林道(3.8km)があります。ここを過ぎるとゴールの「天城峠バス停」(△600m)まではもうエスケープルートはありません。そのまま先に進むと「魂(こん)の山」(△933m)への急な登りが始まり、眼下には土肥の集落が見えてきます。山を登りきり、今回のコースのほぼ半分の地点を過ぎたところで、逆方向からやってきた2人のトレイルランナーとすれ違います。トレラン大会の試走をしているとのことで、富士山をバックに記念写真を撮ってほしいと頼まれます。このあと「宇久須峠」(△853m)と「風早峠」(△770m)を過ぎて県道411号線に降りたところが「仁科峠」(△895m)です。この近くには展望台や牧場、宿泊施設などがあるようで、ちょっと恐い感じのバイク族も集合しています。
眼下に土肥の集落を望む宇久須峠へ仁科峠を通過
眼下に土肥の集落を望む宇久須峠へ仁科峠を通過



■ 仁科峠~天城峠

仁科峠」からは「後藤山」(△994m)までの登りとなりますが、ここで10人前後のトレイルランナーのグループとすれ違います。中には「ワラーチ」(ゴム底サンダル)を履いたランナーもいて、ちょっと驚きです。寒さはともかく、少しでも荒れたトレイルではかなり着地に気を使うのではないかと思います。
「後藤山」頂上に1時少し前に着くと標識には、「天城峠」までは13.7kmで、所要時間が290分とあります。つまり、普通のハイキングペースで歩くとゴールは夕方6時ごろになる計算です。1年のうちでも最も日没が早い今の時期は、4時半には日が暮れて気温も下がってきます。また、修善寺に帰るバスの時間は5時台が最終なので、あまりのんびりとはしていられません。3時台のバスに乗ることを目標にして、ここからは真面目に走ることにします。
次の「猫越(ねっこ)岳」(△1,034m)は、本コースの最高地点で、ここからトレイルは普通の登山道のようになって、片側が谷間の斜面上を走るようになり、今までなかった赤いリボンの目印が現れます。崩落しているトレイルも何カ所かあります。また、倒れかかった倒木がちょうど頭の位置にあったりするので、下ばかり見ていると頭をぶつける恐れもあります(何度かぶつけ、頭に上げていたサングラスを破損)。そんなこともあり、「つげ峠」(△960m)までのわずか3kmに40分ほどかかってしまいました。
トレイルランナーのグループトレイルをふさぐ倒崩落した登山道
トレイルランナーのグループトレイルをふさぐ倒木崩落した登山道

次のピークの「三蓋(みかさ)山」(△1,013m)はちょうど午後2時に通過。「天城峠」まであと6.8kmです。ここからはずっと下り基調なので、標準コースタイム2時間20分のところ、1時間半以内での到着をめざして休まずに走ることにします。すると、この日初めて普通のハイカーを前方に発見します。道を譲ってもらい先に進みますが、やはり誰かが同じ方向に向かっているのを見ると安心します。この時点でハイドレーションパックの水分はなくなりましたが、もう登りで汗をかくことはないので問題はなさそうです。
滑沢峠」(△850m)、「古峠」(△840m)と進むにつれて、トレイルから眼下に舗装路が見えたり、下山中のハイカーを何人か追い越したりしてゴールは近いと感じます。しかし、「天城峠」(△820m)の分岐で「八丁池」の方面にミスコース。途中で気づいて戻りますが、約10分のタイムロスです。このあと「旧天城トンネル」まで降りてバス停の位置を確認すると、さらに坂を下った国道上にあることがわかります。そしてなんとか予定通り3時半にバス停に到着して、本日のトレイルランを終了します。スタートからの所要時間は7時間17分です。早い人なら4時間くらい、普通のランナーでも5~6時間で走れるコースのようですが、久々の30km超えのトレイルランであることと、右膝に心配があったこと、そして写真を撮りすぎたことなどで、このようなゆっくりペースになりました。修善寺行きのバスはすぐにやってきて、都内までの電車の乗り継ぎもスムーズで自宅には8時半ごろに帰り着きました。それほど筋肉痛はなく、その夜は久しぶりにぐっすり眠ることができました。
前方にハイカーを発見旧天城トンネル前を通過天城峠バス停
前方にハイカーを発見旧天城トンネル前を通過天城峠バス停

(2013.11.30)


● 走行距離
30.5km

● タイム
だるま山高原レストハウス(8:13)-戸田峠(8:27)-達磨山(9:05)-古稀山(9:21)-伽藍山(9:32)-船原峠(10:03)-棚場山(10:30)-吉奈峠(10:36)-何無妙峠(10:52)-土肥峠(11:07)-魂の山(11:37)-宇久須峠(12:16)-仁科峠(12:32)-後藤山(12:48)-猫越岳(13:06)-つげ峠(13.47)-三蓋山(14:00)-滑沢峠(14:18)-二本杉峠(14:34)-古峠(14:52)-天城峠(15:12/15:22)-旧天城トンネル(15:27)-天城峠バス停(15:30)


● コースの印象
山の稜線ばかりを走るのかと思っていたら、普通の登山道のように暗い樹林帯やガレ場、木製の長い階段、落ち葉で不明瞭なトレイルなどもあって、トレイルランの要素をまんべんなく体験できるように思います。冬の晴れた日に走るのが理想的ですが、今回とは逆に天城峠から戸田峠へと走るほうがよいかもしれません。そうすると前方に見える富士山を目標に後半部分を楽しく走れるでしょう。また、1人で走ると単調な部分では飽きてくるので、できればペアかグループで走ると精神的に楽だと思います。

● ウェア
上は袖なしTシャツ+サイクリング用長袖ジャージ、下はユニクロのヒートテックタイツに7分丈ドライパンツでした。また、キャップの上から耳まで覆えるニット帽をかぶりました。立ち止まると上半身が少し寒く感じましたが、風がほとんどなかったのでウインドブレーカーを使う必要はありませんでした。念のためフリースの上着も用意しましたが、これはゴール後、汗で濡れたウェアの着替えとして使いました。

● 装備
・ 13Lナップサック
・ 補給食 アミノ酸系ゼリー飲料×1、アミノガレット×1
・ 水分 アミノ酸系栄養ドリンク800ml+缶コーヒー200ml
・ アルミ製エマージェンシーシート(未使用)
・ LEDライト(未使用)
・ GPS(未使用)

● 交通費
<電車>
・ 東海道本線 都内~三島 ¥2,210×2=¥4,420
・伊豆箱根鉄道 三島~修善寺 ¥500×2=¥1.000
<バス>
・修善寺~戸田峠 ¥650
・天城峠~修善寺 ¥1,060
【合計】 ¥7,130
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コメント


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ITJのコースですね!

来年は資格がなくエントリー出来なかったのすが
2015年は走ってみたいと思っています

自分も試走に行きたいと思っています♪

のりぞー64 | URL | 2013-12-02(Mon)22:57 [編集]


コメントありがとうございます

このコース、北丹沢やハセツネのような山岳レース
とは違って、走ろうと思えば走れるところが多いので
マラソンの練習が生かせると思います。ぜひ
走ってみてください。試走するなら空気が澄んで
富士山がよく見える冬がおすすめです。
走ったあとの温泉も格別では?

Bilbo | URL | 2013-12-02(Mon)23:44 [編集]


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