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アウトドア日和

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雲取山から飛龍山へ雨中登山 【後半】

雲取山から飛龍山へ雨中登山【前半】より続く

【雲取山から飛龍山へ】-----------------------------

雲取山荘」から「雲取山避難小屋」に戻ると、すでに2人の先客のハイカーが寝袋を広げ終えています。こちらも小屋の中に銀マットと寝袋を敷き、いつでも眠れる態勢を整えます。また、ここで山のトイレの新しい利用法を試してみます。ほとんどの山のトイレは当然ながら水洗式ではなく、使ったティッシュなども持ち帰るのが原則となっています(自然に分解しにくいので)。これを実行するには心理的な抵抗があるので、今回は「インド式トイレ術(紙を使わず水と手で洗う)」をまねしてみます。ただし、素手ではやはり抵抗があるので、入門編として使い捨て手袋を使うことにします。ビニール製の手袋なら水洗いできるので、持ち帰ることのハードルは高くありません。実際にやってみると、紙よりもよほど清潔に洗えて快適です。冬場ではつらいかもしれませんが、今の時期ならおすすめの方法です。
この時の時間はまだ4時過ぎですが、昼食が遅かったので夕飯は食べずに寝袋に入り、持参してきた仕事の書類を取り出して読み始めます。やがてこの日の疲れが全身に広がってきて、同宿のハイカーが夕食をとる頃には、もう寝る体勢に入ります。疲れているわりには眠りは浅く、夜中になると不思議な物音に悩まされます。暗闇の中、大きなレジ袋を広げたり閉じたりしているような音が定期的に響きます。朝になって気づきましたが、その原因は、同宿のハイカーの1人が寝袋の代わりにアルミ製のエマージェンシーシートで寝ていて、寝返りを打つたびにガサゴソと大きな音を立てていたせいでした。
夜中にもう一つ気になったのは、短い時間ながら大雨が降っているような音がしていたことです。朝の4時過ぎに外に出てみると地面は濡れていて、霧雨が降っています。天候の回復は見込めそうもないので、麓まで最短距離の「石尾根縦走路」で鴨沢のバス停に下山するか、予定通り「奥秩父主脈縦走路」で「飛龍山」に向かうか迷います。結局、同じ雨の中なら、遠回りでも往路とは違うハードなルートをとったほうが、アウトドアでの経験値が上がると考え、「飛龍山」へ向かうことにします。また、早めに下山しても、ちょうどよいバスの便がありません。
山トイレの道具(マスク・水・手袋)スペース十分な避難小屋飛龍山へ出発
山トイレの道具(マスク・水・手袋)スペース十分な避難小屋飛龍山へ出発 - 5:27

期待していたとおり、「雲取山」から下る樹林帯の中では雨の影響は弱まり、順調に「三条ダルミ」までやってきます。しかし、「狼平」を過ぎる頃から次第に雨が強まり、登山道も荒れてきます。登山道の両側には熊笹が生い茂り、足元を濡らすだけでなく、登山道と谷との境目がよくわかりません。さらに危険なのが、道のない山肌をトラバースする滑りやすい木道がいくつもあることで、フラット着地を心がけて慎重に渡っていきます。それでも、一度、渡り終えてほっとした瞬間に滑って転倒してしまいます。夜中の激しい雨のせいか、完全に崩落してしまっている木道もあります。ここは高巻いて通過します。
三条ダルミを通過狼平を通過崩落した登山道
三条ダルミを通過 - 5:46狼平を通過 - 6:20崩落した登山道
滑りやすい木道北天のタル崩落した木堂
滑りやすい木道 - 6:49北天のタル - 7:35崩落した木堂

そして、次の木道を渡ろうとしたとき、その上に横たわっている骸骨を発見します。形からしてシカなどの動物のようですが、このあたりでゴールデンウイーク中に行方不明者騒ぎがあったことを思い出します。万が一ということもあるので、写真を撮って、下山後に警察に知らせることにします。
雲取山」よりも60m高い「飛龍山」は前回登ったときに眺望がないことがわかっていたのでスルーし、「飛龍権現神社」の祠をかすめて「前飛龍」へ向かいます。この「前飛龍」からは天気さえよければ富士山がきれいに見えるのですが、この日は単なる通過点でしかありません。山と名のつく最後の場所の「熊倉山」は9時40分に通過します。ここから「サヲウラ峠」まではゆるやかな下りで、秋ならば紅葉を楽しみながら歩けるところです。「サヲウラ峠」からは「丹波」方面と「丹波天平」に分岐していますが、人里までの距離が短い「丹波」へ向かいます。ここまで来れば、もうゴールは目前ですが、粘土質のすべりやすく細いトラバース路には注意が必要です。
木道上の骸骨飛龍権現神社を通:過前飛龍の頂上
木道上の骸骨 - 7:37飛龍権現神社を通:過 - 8:13前飛龍の頂上 - 8:51
熊倉山からの下りサヲウラ峠を通過丹波への下山路
熊倉山からの下りサヲウラ峠を通過 - 10:08丹波への下山路

ようやく砂防ダムまで来ると、眼下に丹波の村が見えてきます。丹波バス停に向かうと、いつの間にか雨は止んでいますが、標高が低いせいかずいぶん蒸し暑く感じます。バス停には11時半の到着で、予定では雲取山からここまで5時間40分のところ、およそ6時間かかっています。それでも、次のバスまで2時間近くあるので「丹波山温泉のめこい湯」に立ち寄る時間は十分にあります。青梅街道を奥多摩方面に歩いてすぐところに警察の駐在所がありましたが、警察官が不在なので、連絡用電話で「飛龍山」の近くで骸骨を見かけたことを伝えます。途中で電話が通じなくなったので、そのまま温泉に向かって体を洗い、さっぱりした気分で荷物の整理をしていると、若い警察官に呼びかけられます。さっきの電話で連絡が行ったらしく、通報者がこの温泉に来ているのではないかと見当をつけて探していたようです。この警察官に詳しい場所を教えるとともに、撮影した写真を温泉の事務室でプリントアウトして検討してみると、人間ではなく動物の可能性が高いとのことです。このあとの処理は警察に任せることにして温泉を後にし、バスで帰宅の途につきました。
砂防ダム丹波村を望む丹波バス停
砂防ダム - 11:10丹波村を望む丹波バス停 - 11:29
丹波警察官駐在所青梅街道を東へ丹波山温泉のめこい湯
丹波警察官駐在所 - 11:36青梅街道を東へ - 11:39丹波山温泉のめこい湯 - 11:56


● 今回の装備一覧

テント泊装備
装 備重 量
時計(簡易コンパス付き)50g
帽子100g
ストック(ダブル)+収納袋650g
サングラス40g
手袋60g
中型ザック+サイドバッグ×2950g
ザックカバー90g
プラスチックバケツ300g
サブザック100g
地図(1/25000)その他書類80g
コンパス50g
GPS240g
シュラフカバー210g
シュラフ850g
シュラフインナーシーツ600g
ツエルト+ペグ350g
グランドシート(小)200g
テントマット150g
空気枕50g
ヘッドランプ200g
ヘッドランプ予備160g
単三電池×4120g
ソーラーLEDライト 
ウインドブレーカー150g
フリース上着300g
バンダナ50g
靴ひも予備15g
雨具(セパレート上下)400g
スパッツ160g
折りたたみ傘 
防水手袋 
救急セット(絆創膏、除菌シート、カイロ、ホイッスル)150g
予備メガネ、80g
コンタクト(2セット)、鏡、目薬100g
サニタリー用品他(ライター、マスク、ティッシュ、歯磨きセット、使い捨て手袋、日焼け止め、ひげそりセット、耳栓、消臭スプレー)220g
エマージェンシーシート60g
ウェットティッシュ(大)150g
携帯トイレ 
防虫スプレー(蚊取り線香) 
吸水タオル60g
保険証、スイカ、現金(防水ケース入り)80g
デジカメ250g
携帯電話+防水ケース110g
長袖Tシャツ(替え)100g
靴下×2(替え)100g
下着(替え)100g
ロープ 
熊避け鈴5g
水1.5㍑(ペットボトル1本)+ハイドレーション1500g
ビニール水筒40g
フォーク、スプーン、ナイフ70g
湯わかし用カップ150g
折りたたみカップ50g
ガス(PG-110)213g
ストーブ150g
アルファ米×2220g
フリーズドライ食品×280g
行動食(速効元気+アミノバイタル)300g
非常食(カロリーメイト1箱+ドライフルーツ+プロテインバー)160g
ポテトフライ150g
合 計10,423g
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