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アウトドア日和

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小金沢連嶺で富士見三昧ハイク

小金沢連嶺で富士見三昧ハイク

11月後半の3連休は初日の土曜日だけが行楽日和という天気予報です。そこで、今まで歩いたことのないルートで日帰りできる山ということで、山梨県の大菩薩嶺から南に延びる小金沢連嶺(別名「甲州アルプス」)に出かけることにしました。その稜線上には、富士山を真正面に見る絶景ポイントがいくつかあり、中には「秀麗富嶽十二景」にも選ばれているところもあります。
小金沢連嶺への公共交通機関によるアクセス方法を調べてみると、中央線の甲斐大和駅から季節限定の定期バスが大菩薩嶺に近い上日川峠まで運行していることがわかったので、次のようなコースを考えてみました。
小屋平~牛奥ノ雁ケ腹摺山
・ 小屋平~牛奥ノ雁ケ腹摺山

川胡桃沢ノ頭~ハマイバ丸
・ 川胡桃沢ノ頭~ハマイバ丸

ハマイバ丸~甲斐大和駅
・ ハマイバ丸~甲斐大和駅

このコースの特徴は、スタート地点の小屋平(石丸峠入口)の標高が1,500mを超えており、いくつかアップダウンはあるものの下りが中心になるということです。実際、獲得標高は上りが830mほどなのに対して、下りがその倍以上の1,780mもあります。距離は20kmあまりですが、標準コースタイムを計算すると約8時間かかり、始発のバスを利用してもゴールは日没に近い時刻になってしまいそうです。そこで、今回はトレランモードで、走れるところはできるだけ走り、時間短縮に努める必要があります。そのため、シューズは久しぶりに厚底トレランシューズの「ホカオネオネ」を使い、ストックは持たないことにします。とりあえず目標タイムは次のような設定です:

 甲斐大和駅8:10…<バス>…小屋平(石丸峠入口)バス停8:50……
 石丸峠9:30……小金沢山10:30……牛奥ノ雁ケ腹摺山10:45……
 黒岳11:15……湯ノ沢峠11:45/12:00……大蔵高丸12:10……
 ハマイバ丸12:30……大谷ケ丸13:00……曲沢峠13:30……
 景徳院分岐13:40……景徳院14:30…<徒歩>…甲斐大和駅15:00


歩きの所要時間は6時間ほどですが、コース途中での不測の事態(時間オーバー、けがなど)に備えて、途中にある牛奥ノ雁ケ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)、川胡桃沢ノ頭(かわくるみさわのかしら)、湯ノ沢峠米背負(こめっしょい)のそれぞれからバス停のある県道に抜ける道をエスケープルートとします。

バスの時間に合わせて乗った電車が7時過ぎに甲斐大和駅に到着すると、下車したハイカーは自分を含めて10人前後です(うち1人は輪行のサイクリスト)。しかし、後続の電車が到着するとハイカーが続々と降りてきて、バス停に長い列ができるようになります。すると、やってきたバスは、補助席も使い満員のハイカーを乗せると、発車時刻前なのにすぐに出発します。乗り切れなかったハイカーのためには、すぐに別のバスが出るようです。バス料金は意外に高くて950円です。大菩薩嶺は手軽に登れて人気の山ですが、もっと都心からのアクセスがしやすい高尾山や奥多摩、丹沢あたりでは、この日は大勢のハイカーで賑わっていそうです。
そういうわけで、スタート地点の小屋平には、予定よりも30分ほど早く到着し、幸先のよいスタートです。石丸峠(△1,968m)までは、距離は短いものの序盤に急登があります。時間を意識して、早足で登って先行するハイカーを追い越すと、いつの間にか前後に人影が見えなくなります。日が高くなるとともに次第に気温が上がって体が汗ばんできたので、着ていた上下のウインドブレーカーを脱ぐことにします。そんなとき、南の方角にこの日初めての富士山が秋晴れの空を背景にして見えてきます。その手前にあるのが、これから目指す小金沢山(△2,014m)です。
バス停前のハイカーの列スタート地点の小屋平富士山と小金沢山
バス停前のハイカーの列スタート地点の小屋平富士山と小金沢山

石丸峠を通過すると、小菅村方面に向かう牛ノ寝通り小金沢連嶺との分岐があり、ここで小金沢山に登るルートに入ります。石丸峠を振り返ると、大菩薩嶺の手前にある熊沢山(△1,978m)への登山道に人影が見えます。小屋平からのハイカーの多くは、この登山道で大菩薩嶺を目指すのではないかと思われます。そして、西に目を転じると、大菩薩湖(上日川ダム)の湖水と、その先の南アルプスの山々が見渡せます。
小金沢山へ石丸峠から熊沢山への登山道大菩薩湖と南アルプスを望む
小金沢山へ石丸峠から熊沢山への登山道大菩薩湖と南アルプスを望む

小金沢山への登山道は、何カ所か倒木が道をふさいでいたりしますが、トレースはしっかりしていて危険個所はありません。石丸峠から50分ほどで「秀麗富嶽十二景」の1つに数えられる小金沢山の頂上に到着します。それから15分ほど進んだところにある牛奥ノ雁ケ腹摺山(△1,994m)も「秀麗富嶽十二景」の1つとされていて、休憩中のハイカーの姿もあります。このあたりからハイカーの姿が増えてきますが、大きな団体は少なく、トレイルランナーも見かけません。
次のピークの黒岳(△1,988m)までは意外と時間がかかり、30分で着くと見積もったところが45分かかっています(標準コースタイムは1時間)。頂上は木立に囲まれて眺望がないものの、近くにある広葉樹林の広場は気持ちよく、新緑や紅葉の時期ならばずいぶん見事な光景になるのではと思います。
小金沢山頂上から見た富士山牛奥ノ雁ケ腹摺山からの富士山黒岳の広葉樹林
小金沢山頂上から見た富士山牛奥ノ雁ケ腹摺山からの富士山黒岳の広葉樹林

黒岳のすぐ先にある白谷ノ丸も、富士山の絶景ポイントで、南面はテラスのような地形になっているので、ゆっくり休憩するならここが一番のおすすめです。次の湯ノ沢峠(△1,644m)には避難小屋とトイレ、駐車場があり、短いランチ休憩を予定していましたが、時間短縮のため避難小屋の中と駐車場の場所をチェックしただけで先を急ぎます。
正午過ぎに通過した大蔵高丸(△1,781m)も「秀麗富嶽十二景」の1つになっています。空には雲が増えてきてきますが、富士山はまだはっきりと見えています。
ほとんど休憩なしで歩いているので、最後のピークとなる大谷ケ丸(△1,643m)を過ぎた頃には、脚に疲労が溜まってきます。また、緩斜面に入ると尾根道が消えて、登山道のトレースも落ち葉で隠されているためルートファインディングに気を遣います。冬場や遅い時間帯では注意が必要なところです。
白谷ノ丸からの富士山湯ノ沢峠の駐車場大蔵高丸から見た富士山
白谷ノ丸からの富士山湯ノ沢峠の駐車場大蔵高丸から見た富士山

ゴールが近くなってくると、それまでは逆方向からやって来るハイカーとすれ違うばかりでしたが、下山中のハイカーに追いつくようになります。そのうちの1人は、3時間くらい前に小熊を見たということで、盛大に熊鈴を鳴らして歩いています。また、ここからは走りやすい平坦なトレイルも増えてきます。曲沢峠からは少しでも早く下山しようと、ようやく本気のトレランモードに入ります。大鹿山(△1,236m)の手前の分岐で、県道沿いにある景徳院へ向かう下山路を進みます。
平坦なトレイルを走る曲沢峠を通過景徳院へ下る
平坦なトレイルを走る曲沢峠を通過景徳院へ下る

標高の低い景徳院が近くなると、まだわずかに残っている紅葉の中を気持ちよく走ることができます。この区間を50分で下る予定のところ、30分ほどで景徳院の境内に到着します。景徳院には大勢の団体のハイカーも下山してきます。降りてきた方向から考えると、近くの滝子山(△1,590m)を登ってきたのかもしれません。この時の時刻は14:20で、甲斐大和駅へ戻るバスは14:37分発なのでちょうどよいタイミングです。ただし、駅までは2kmくらいの距離なので、バス代を節約するために徒歩で向かうことにします。駅に到着すると、ちょうどこのバスもやってきます。この時の時刻は14:45で、設定したゴール時刻の15:00の15分前でした。
紅葉の登山道を走る景徳院の境内下山してきたハイカーの集団
紅葉の登山道を走る景徳院の境内下山してきたハイカーの集団

今回の山行は、期待通りずっと富士山に向かっていく感じで快適な尾根道を歩くことができました。ただし、急下降する区間が多いので踏ん張ったり、ブレーキをかけたりする脚や爪先への負担も大きくなります。それでも、逆方向に歩くよりは、かなり疲労度は少ないと思います。逆方向の場合は、日の長い夏の時期にするか、湯ノ沢峠の避難小屋で1泊することを検討したほうがよさそうです。
小金沢連嶺で富士見三昧ハイク

■ 距離:20.3km
■ 時間:6時間25分
■ 行程:
 甲斐大和駅7:45…<バス>…小屋平(石丸峠入口)バス停8:20……
 石丸峠9:05……小金沢山9:56……牛奥ノ雁ケ腹摺山10:19……
 黒岳11:03……湯ノ沢峠11:35……大蔵高丸12:03……
 ハマイバ丸12:22……大谷ケ丸13:07……曲沢峠13:45……
 景徳院分岐13:51……景徳院14:21…<徒歩>…甲斐大和駅14:45
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