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年末の浅間尾根ハイキング

浅間尾根ルートマップ
浅間尾根ルートマップ

今年最後の土曜日、アクセスがしやすい静かなトレイルを求めて東京都檜原村の浅間尾根(せんげんおね)に出かけることにしました。ここを選んだのは、これまでに奥多摩のメジャーな尾根はだいたい歩いてきたものの、この尾根だけはまだ歩いたことのなかったためです。トレイルランレースの「日本山岳耐久レース」では檜原村の外周となる山々や峠を走りましたが、浅間尾根はこの村の中央部を東西に走っていて、自分には未踏の地でした。ただし、尾根とは言っても、昔は生活道路だったということもあって、ピークを巻いたアップダウンの少ないルートとなっています。

早朝の奥多摩駅で7時発のバスに乗車し、スタート地点の小河内神社バス停で下車します。バスの乗客は数名で、ここで降りたハイカーは、自分を含めて3人だけです。奥多摩湖の上の浮き橋を渡り終えると、他の2人は三頭山(みとうさん:△1,527.5m)の登山口がある方向へ登っていくので、ひとりで湖畔の遊歩道を「山のふるさと村」へ向かいます。この自然公園のビジターセンターの裏手には清潔なトイレがあり、その近くから「ネイチャートレイル」と名づけられた尾根へと続く山道を登っていきます(道標なし)。
今年は暖冬とは言っても、さすがに奥多摩の朝はそれなりに寒く、特に指先はかなり冷たく感じます。そこで、手袋は厚手のものに取り換えます。また、普通の不織布マスクを防寒のために着用します。
奥多摩湖上の浮き橋を渡る奥多摩湖畔の遊歩道ネイチャートレイルへ
奥多摩湖上の浮き橋を渡る奥多摩湖畔の遊歩道ネイチャートレイルへ

「ネイチャートレイル」の傾斜はゆるやかで、登山道はよく整備されています。途中の休憩所から奥多摩湖の方向を振り返ると、雲取山へと続く石尾根が目に入ります。それから歩きやすい道を40分ほど登ると、奥多摩周遊道路に突き当たります。風張峠(かぜはりとうげ:△1,146m)方面を示す道標に従って舗装路を少し歩き、山側に作られてある階段から再び登山道に入ります。この道は舗装路としばらく並行したあと、高度を上げながら本格的な尾根道となります。ここまで来ると体も温まり、血行もよくなって寒さが気にならなくなります。中間着のフリースは脱いで長袖インナーとウインドブレーカーだけになり、手袋も薄手のものに戻します。
ネイチャートレイルを進む北に石尾根を望む奥多摩周遊道路から風張峠へ
ネイチャートレイルを進む北に石尾根を望む奥多摩周遊道路から風張峠へ

それから50分ほどすると再び奥多摩周遊道路が眼下に見え、「日本山岳耐久レース」のコースの標識が現れて間もなく風張峠に到着します。この風張峠から三頭山方面へ少し歩いたところに現れる分岐で進路を南に変えて浅間尾根へ向かいます。ここにある古い案内板には消えかかった文字で「悪路につき通行注意」とありますが、通行禁止でなければたいしたことはないはずと考えて、そのまま進みます。すると、確かに登山道が崩落し、砂礫で足元が滑りやすくなっている斜面にさしかかります。ただし、慎重に足を運べば問題はなく、部分的にロープも架けられています(露出している木の根はもろいので、つかまないほうが安全)。その後も、谷側に傾斜した細い道が何度か現れますが、やがて普通の尾根道に変わります。ルートが再び奥多摩周遊道路に合流すると道標に従って浅間尾根駐車場に向かい、その手前にある登山口でようやく浅間尾根に入ります。
浅間尾根への分岐崩落した登山道浅間尾根駐車場から山道へ
浅間尾根への分岐崩落した登山道浅間尾根駐車場から山道へ

浅間尾根は森林浴気分で歩ける快適な道ですが、ルートの左右はほとんど樹木でさえぎられているので、単調な感じは否めません。尾根上の丘のような御林山(△1,078.4m)の頂上に着いても、特に眺望はよくありません。南側が開けたところからは、並行して走る笹尾根の稜線が見えるものの、その向こうにある富士山を見ることはできません。
平坦な浅間尾根を進む御林山の頂上笹尾根の稜線
平坦な浅間尾根を進む御林山の頂上笹尾根の稜線

今回のコースのほぼ中間点となる数馬分岐には、どこからやって来たのかマウンテンバイクのライダーが3人ほど集まっています。そこを通過してからしばらくすると後ろから鈴を鳴らしながらバイクが走ってきたので道を譲ります。浅間尾根は極端なアップダウンがなく浮石や地上根などの障害物も少ないので、マウンテンバイクの定番コースの1つなのかもしれません。ただし、片側が谷へ落ち込んでいる細い道もあるので、ずいぶん神経は使いそうです。
このあとも単調な尾根歩きが続いたせいか、人里峠(へんぼりとうげ)の手前ではうっかりルートを外れてしまいます。ちょうど伐採で落とされた木の枝や落ち葉で登山道が見えにくくなっていたことに加え、不規則に付けられていた赤リボンに惑わされて、南斜面を下っていたようです。とりあえず尾根に登り返して普通の登山道に復帰すると、そこには廃屋があり、さらに上へと続く道で浅間尾根に復帰します。そのまま30分ほど東に進むと、午後1時過ぎに浅間嶺(せんげんれい)の休憩所に到着します。ここからは正面にひときわ高い御前山(ごぜんやま:△1,405m)が望めます。少し登ったところにある展望台からは天気がよければ雲取山や富士山も見えるそうですが、ミスコースなどもあって当初の通過予定時刻をオーバーしているので今回はスルーして5kmほど先の「払沢の滝入口」バス停に下山することにします。
尾根を走るバイク浅間尾根に復帰浅間嶺から御前山を望む
尾根を走るバイク浅間尾根に復帰浅間嶺から御前山を望む

下山路も歩きやすい道で、30分もしないうちに最初の民家が見えてきます。これは冬季休業中の「そば処みちこ」のようです。やがて道が舗装路となり、バス停のある本宿の集落までかなり下っていきますが、途中に長い車道をショートカットできる小道があって少しだけ時間を短縮できます。そしてゴール地点の「払沢の滝入口」バス停に着いたのは午後2時過ぎで、武蔵五日市駅行きのバスも10分少々待っただけでやって来ました。
沢沿いを下るそば処みちこ払沢の滝入口バス停にゴール
沢沿いを下るそば処みちこ払沢の滝入口バス停にゴール

今回歩いた浅間尾根は標高が低く、北には奥多摩三山(三頭山、御前山、大岳山)の山並み、南には高尾山から三頭山へと続く笹尾根が広がっているので、それより遠くの眺望はあまり期待できません。風景を楽しむためにここを歩くのなら、桜の時期や紅葉の時期が狙い目かもしれません。地味なハイキングコースのせいか、今回すれ違ったり追い越したりしたハイカーは10人前後と少なく、それもルートの後半部分に限ってのことでした。トレイルランのコースにした場合は、黙々と走るだけになりそうです。なお、冬の奥多摩なのに日中の気温は10度前後で、登山道のどこにも雪どころか霜柱さえ見あたりませんでした。

■ 距離:約19.1km
■ 獲得標高:上り 1,225m / 下り 976m
■ 行程:
 小河内神社バス停(7:30)-山のふるさと村(8:05/8:20)-奥多摩周遊道路(9:01)-
 風張峠(10:02)-浅間尾根駐車場(10:44)-御林山(10:55)-仲の平分岐(11:01)-
 数馬分岐(11:32)-サル石(11:37)-藤倉分岐(11:43)-人里峠(12:54)-
 浅間嶺(13:12)-払沢の滝入口バス停(14:12)
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