アウトドア日和

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2月に連続で低山スノーハイク

■ 雲取山編

2月に連続で低山スノーハイク

2月の上旬、時々春らしい陽気の日もあり、これからは近場の低山では雪も見納めと思い、急ぎスノーハイクを計画しました。その第一弾は、久々の雲取山(△2,017m)です。冬場には一昨年、関東地方に大雪が降った直後に出かけたものの、ラッセルしながらの日帰り山行は無理と判断して、七ツ石山(△1,757m)で引き返したのでした。今回も、時間と相談しながらのスノーハイクの予定です。

この季節、奥多摩駅から雲取山の登山口がある鴨沢行きのバスを利用するハイカーは少ないようで、10人にも満たない人数です。バスの車窓から見える風景は寒々としていますが、雪は少なく、次第に暖かい日差しが山間部にも差し込んできます。
バスを降りるとすぐに登山口に向かいますが、2年前はすぐに雪道となってチェーンスパイクを履いたのに、今回は小袖乗越の登山口まではその必要がなく、ウインドブレーカーもすぐに脱ぐことにします。日当たりのよいトレイルでは雪がほとんどありません。樹林帯に入って高度を上げていくとようやく雪道となりますが、ほどよく踏み固められたトレースがあるので、快調に登っていけます。前回の経験から、アルミワカンとオーバーシューズを持参してきましたが、まったく使う必要を感じません。コースのほぼ中間点となる七ッ石山の近くでは、この日初めての富士山が青空をバックにくっきりと望めるようになります。
早朝の鴨沢集落登山道へこの日初の富士山
早朝の鴨沢集落登山道へこの日初の富士山

往路では七ツ石山の巻き道を選びますが、ここは2年間の冬にひどく苦労した部分です。今回は橋の上の雪もだいぶ少なく、普通に通過できます。七ツ石山からの下山道と合流するブナ坂には、前回よりも1時間半近くも早い通過で、夏道のコースタイムとほとんど変わりません。トレースもしっかりとついていて、これなら余裕で山頂までのピストンができそうです。ただし、雪質はそれまでよりも弾力があって、表面は比較的新しい雪で覆われている感じです。
上空は雲一つない青空で、石尾根からは富士山と南アルプスを望めます。ただし、白い雪からの照り返しがきついことから、ミラーのサングラスをしているので、景色は目にあまりきれいな色に映りません。デジカメで撮る写真も光と影のコントラストが大きいので、見た目と違っているようです。
七ツ石山を巻く尾根に続くトレース石尾根から望む富士山
七ツ石山を巻く尾根に続くトレース石尾根から望む富士山

ブナ坂から奥多摩小屋小雲取山と、ほぼ夏道のコースタイムで通過し、やがて前方に雲取山の避難小屋が見えてきます。休まずに小屋まで一気に登り、そこでコンビニおにぎりの昼食とトイレを済ませてからすぐ近くの山頂へ向かいます。この時の気温はマイナス4度ほどで、体を動かしている限り快適な範囲です。
小雲取山を通過雲取山の避難小屋小屋から石尾根を望む
小雲取山を通過雲取山の避難小屋小屋から石尾根を望む

ちょうど正午頃に到着した雲取山の頂上では周囲の山並みの写真を撮っただけで、すぐに下山を開始します。往路の所要時間は4時間半ほどなので、復路を3時間と見積もると、バス停への到着は午後3時なので、予定しているバスの1時間前です。そこで時間調整のため、巻き道でのピストンではなく七ツ石山経由で下山することにします。それに、気温が上がってきているので、日の当たる巻き道の雪は腐っていて歩きにくい可能性もあります。すると、西の方からヘリコプターがやってきて、しばらく避難小屋の上でホバリングしています。荷物を吊り下げていないので、雲取山荘への荷揚げでもなさそうです。
下山を続けると、辛そうに登ってくるハイカーとすれ違うことが多くなってきます。そしてブナ坂の前後からは下山中のハイカーに追いつくようになります。
雲取山の頂上避難小屋の上空のヘリ七ツ石山へ
雲取山の頂上避難小屋の上空のヘリ七ツ石山へ

七ツ石山への急登は短いものの、付けられているトレースが直登に近い部分もあったりして、体力を消耗させられます。頂上を過ぎると、道は七ツ石小屋・鴨沢方面と石尾根縦走路とに分岐します。縦走路で奥多摩方面に向かうのも面白そうですが、雪の上のトレースが薄く、ラッセルを強いられそうなので、やはりバス停に下ることにします。
七ツ石小屋は通過するだけで、立ち寄ることなく往路を歩いた登山道に復帰します。予想どおり雪はだいぶゆるんでいて、朝は雪道だったところに土が見えている部分もあります。それでも日陰には十分な雪があるので、まだチェーンスパイクは付けたままで下っていきます。そんな時、後方からハイカーが走ってきます。格好はトレイルランナーではなく普通のハイカーで、横を抜いていくときに「バスに間に合いたいから…」と言い残していきます。そのあと間もなく別のハイカーが、これまた駆け足で下っていきます。自分が予定しているバスは午後4時発ですが、その1本前のバスに乗ろうとしているようです。そのバスが何時発なのか確認していませんでしたが、もしかして自分も間に合うかもしれないと思って早歩きで下ることにします。
七ツ石小屋・鴨沢方面へ解けかかった雪日陰はまだ雪道
七ツ石小屋・鴨沢方面へ解けかかった雪日陰はまだ雪道

登山口の小袖乗越を午後2時半に通過すると、引き続きバス停まで早歩きで進みます。青梅街道と鴨沢集落が見え始めたところで、路線バスらしい車が走っていくのが見えます。バス停に着いたのは2時44分、バスの出発時刻は2時40分だったので、あと4分足りませんでした。先ほど追い越されたハイカーの姿はなかったので、首尾よく乗車できたようです。結局、復路の所要時間は2時間50分でしたが、七ツ石山に登っていなければ、間違いなくこのバスに乗れたはずです。雪道を予定よりも早く歩けたことを想定して、1つ前のバスの時間も調べておくべきでした。
比較のため、これまでの雲取山までの歩行時間を表にしてみます。

雲取山へのコースタイム比較

これによると鴨沢ルートの往路はトレランモード(2009.9)で3時間を切っていますが、今回の雪道ではやはり4時間半近くかかっています。復路はいつもなら2時間台前半ですが、今回は30分くらい余計に時間がかかっています。今後はこれを参考に、コースタイムを検討することにします。

■ 丹沢編

低山スノーハイク 丹沢編

雲取山でのスノーハイクから4日後の建国の日、今度は丹沢に出かけることにしました。まもなく気温が高めの日が続くだろうという週間予報があったので、これが今年最後の低山スノーハイクになるはずです。雲取山での装備はオーバースペック(使わなかったワカンやオーバーシューズ、防寒具などを持参)だったので、今度は努めて軽装を心がけ、ザックも25リットルの小ぶりのものを選びました。

早朝、小田急線の渋沢駅に到着すると、登山口のある大倉行きのバス停にはすでに長いができています。バスが来て満員になると、乗り切れないハイカーを残したまま出発しますが、このバスは臨時便とのことで、すぐに次のバスがやって来るようです。数日前の奥多摩とは人気にずいぶん差があります。ハイカーもこちらのほうが老若男女バラエティに富んでいるようです。
7時前に大倉バス停に到着すると、すぐに大倉尾根に向かいます。丹沢には何度も来ていますが、この尾根から登るのは6年ぶりくらいです。
尾根の序盤は雪がまったくなく、浮き石や木製の階段の多い道を黙々と登り続けると駒止小屋(△905m)を過ぎたあたりから周囲に残雪が見られるようになります。とはいっても、登山道の上には雪がなく、夏道と変わりません。堀山の家(△950m)の先では、この日最初の富士山が望めます。
渋沢駅のバス停大倉尾根を登る富士山の頂上を望む
渋沢駅のバス停大倉尾根を登る富士山の頂上を望む

それからしばらくして、ブログなどでしか目にしたことがない「丹沢チャンピン」さんと遭遇し、名刺とパンフレットをもらいます。写真撮影をお願いしたら、グリコポーズをしてくれました。出発から2時間後の9時ごろに花立山荘(△1,300m)を通過すると、最初のピークの塔ノ岳(△1,491m)が間近に見えてきます。金冷シの手前にある細尾根では登山道上の雪が踏み固められて滑りやすくなっているので、ここでようやくチェーンスパイクを装着します。
丹沢チャンピオン前方の塔ノ岳をめざす滑りやすい尾根道
丹沢チャンピオン前方の塔ノ岳をめざす滑りやすい尾根道

塔ノ岳の手前からは本格的な雪道となりますが、登山道の凹凸が雪でならされて、かえって歩きやすく感じます。塔ノ岳の頂上には9時半ごろに到着したので、雪の影響はほとんどなかったようです。ここは人気の山ですが、ハイカーの数はまだそれほど多くはありません。時間がまだ早いものの、雪から天板だけが顔を出しているテーブルに腰を下ろし、カップ焼きそばのランチをとることにします。出来上がりまでの3分間に、あたりを見回してみると、塔ノ岳のアイドル「塔ネコ」も、ハイカーからキャットフードをもらって食事中です。この山で冬を乗り切ったので、心配は無用のようです。
抜けるような青空で日差しもたっぷりあり、ほぼ無風状態ですが、さすがにじっとしていると汗で濡れた体が冷えてきます。特に食事の準備でグローブを外した指先の冷たさがこたえます。予定では、ここから丹沢山(△1,396m)と蛭ヶ岳(△1,673m)に向かい、雪の状態がよければ焼山経由で道志村に下山するつもりです。ランチを終えると、とりあえず体を動かして暖まろうと、丹沢山へ向かうことにします。
塔ノ岳で休憩カップ焼きそばの用意塔ネコもランチ中
塔ノ岳で休憩カップ焼きそばの用意塔ネコもランチ中

丹沢山への登山道は雪の量が増え、数日前の雲取山よりも雪山感があります。ただし、トレースはしっかりとついているので、体力まかせに休まずアップダウンの続く道を進んでいきます。すると1時間もかからずに丹沢山に到着。すでに数人のハイカーが休憩中です。この先どうしようかと考えていると、蛭ヶ岳方面からやってきたハイカーから、かなり雪が深くて苦労したこと、時間の余裕を十分に見ておいたほうがよいことを聞き、ここでUターンすることに決めます。何よりも今回はワカンを持ってきておらず、服装も軽装だったこと、先にあるバス停からの便が4時半ごろの1本しかないことなどを考えると賢明な選択だと思います。
丹沢山の頂上にいたハイカーは数名でしたが、登山道を引き返すと、次から次へとハイカーとすれ違います。天気のよい休日ということもありますが、丹沢人気おそるべし、です。
丹沢山へ丹沢山の頂上塔ノ岳へ引き返す
丹沢山へ丹沢山の頂上塔ノ岳へ引き返す

塔ノ岳へは再びアップダウンを繰り返し、1時間ほどで戻ります。今度はちょうどお昼時とあって、ハイカーの数もかなり増えています。気温も上昇していて寒さも感じません。このまま大倉バス停まで同じルートで戻るのもつまらないので、時間の余裕もあることだし、鍋割山(△1,273m)経由で下山することにします。このルートも何度も歩いていますが、逆にたどるのは初めてです。金冷シの分岐で鍋割山方面に向かうと、雪の量はそれほどではないものの、イメージよりもアップダウンが多い気がします。ここでも、これから塔ノ岳に向かうハイカーと次々にすれ違います。
樹氷のシャンデリア再び塔ノ岳の頂上鍋割山へ
樹氷のシャンデリア再び塔ノ岳の頂上鍋割山へ

鍋割山に近づくと、冬枯れの木々と白い雪のおかげで、今まであまり意識していなかったこの山の形がはっきりとわかります。頂上に到着すると、予想どおり多くの人が、ここの山荘が提供している「鍋焼きうどん」を食べているところです。その姿を横目に下山を急ぐと、その先は雪が解けて泥道となった尾根が続いています。チェーンスパイクはここでお役御免となります。
鍋割山と富士山うどん店ような山頂泥だらけの尾根道
鍋割山と富士山うどん店のような山頂泥だらけの尾根道

下山する尾根はほぼ南向きなので、太陽の光を正面から浴びることになり、この区間に関してはほとんど春か初夏の山という感じです。やがて傾斜がゆるみ、瀬を渡って林道に入ると、あとはひたすら単調な平坦路を早歩きで進みます。何人もハイカーを追い越しながら、大倉バス停には3時前に到着。すぐにバス停に並び、予定よりも大幅に早い時間に帰宅することができました。
雪のない尾根道を下る林道へ大倉集落
雪のない尾根道を下る林道へ大倉集落

今回の丹沢山の往復では、無雪期とほとんど変わらないコースタイムで歩き通せました。比較のため、2009年の秋のコースタイムと並べてみます。

《2016年2月》
大倉バス停(6:54)-見晴茶屋(7:35)-駒止小屋(8:06)-堀山の家(8:21)-花立山荘(8:54)-金冷シ(9:38)-塔ノ岳(9:24/9:44)-丹沢山(10:37/10:45)-塔ノ岳(11:41)-金冷シ(11:54)-鍋割山(12:43)-二俣(13:51)-大倉バス停(14:46)

《2009年11月》
大倉バス停(7:04)-見晴茶屋(7:41)-駒止小屋(8:05)-堀山の家(8:19)-花立山荘(8:50)-金冷シ(9:01)-塔ノ岳(9:15/9:35)-丹沢山(10:30)-蛭ヶ岳(12:04)-地蔵平(12:51)-原小屋平(13:01)-姫次(13:14)-東野バス停(14:23)


今回の山行で言えることは、傾斜がきつくなく、トレースがしっかりとした低山の雪道は時間のロスがなく歩けること、ただし、それ以外では装備不足のまま進むのは慎重にということです。
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